元カノ、本命カノが直接対決
25億人のリスナーたちは砂煙を上げ走った。彼らが、走った後の街はごちゃごちゃに壊れ、壊れた家の中から住人たちが、大勢と出てくる。
その人だかりの中を、エミと、レイナが、先頭目指して走る。そのスピードは、マッハ3.
レイナは、ボールを取り返そうと、さらにスピードを上げ、飛び出る住人たちをつぎつぎ、宇宙まで放り投げる。
「じゃま、じゃま、ゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミ、お前ら、ゴミ」
同じように、エミが走ってくる。
「レイナ、負けないわよ」
そういうとエミは、何を思ったのか進路を、ヨーロッパのほうに向けた。
俺は、ここだけはかっこつけたかった。一緒に急降下するカメレオン男さんに話しかける。
「俺、片手で、受け止めるッス」
「えぇっ、大丈夫なのかよ。マッハ5で飛んでくるボール、マッハ9っでぇ」
俺は、右手を大きく広げ、痛いだろうから、違う方向を向いた。と、そろそろ、ボールが俺の右手に、綺麗に収まるだろうその時・・
「二ビル、かっこいいもくそも・・」
「はぁぁぁぁっ」
股間がすれる感じがしたのは一瞬。
ーーシュウン
なんと、ボールは、よそ見をしていたのが悪かったんだ。そんな事は、もうおそい。おれの、おれの、一枚しかはいていないブリーフをかすめ。ボールは、俺のお気に入りのブリーフと一緒に落ちて言った。
と、言う事は、ふる、ふる、ちん。
「やべぇぇぇぇ」
と、カメレオン男さんは。さすがにカメレオンだけに、腰に下げた工具入れから、ペンキを出し、そのまま、大阪城にぶち当たるだろう俺の股間をペイントした。
「どう、赤いブリーフ」
「いいね。でも、見えてるし」
「遠めで見れば、ブリーフだろ」
「あぁぁぁぁぁぁ」
ドカァァァアアアアア
俺は、大阪城を突き破り、地球の地下をつきぬけ、地球の反対側に飛び出てようやく止まった。
ここまできたら、俺はもう、最強じゃないか。




