佐渡島が剥がれてしまった。
高度二万メートルから、スカイダイブをする俺、どうせならこのまま能登半島の先端目掛けて急降下。どんどん、半島が見えてくる。結構森の多いこの場所は、とっても気持ちがいい。
「おい、二ビル、俺たちは、千里浜にいる」
「そこ、海岸か?」
「そう、ただ、敵がやってきた」
彼らは、どうも、銃撃戦を千里浜で、やってる。でも、今は、早くあのボールを奪い返さなければ、必ずエミは、敵と取引するに違いない。俺はこのまま先端を目指すしかない。
ただ、パラ集との無い俺は、一体どうなるのかそれはやってみなければわからない。
「二ビル?ひょとしてこれ取りに来たの?」
「あっ、エミ」
いきなりスマホのスカイプ通信がエミの声を受信した。
「ほしいなら、あげるは、こんなものいらないんだから」
チアメンバーたちは能登の先端で大きな、巨大な、ブットイゴムを全員で引き伸ばし、俺目掛けて、ボールを、撃つつもりだ。
「さぁー受け取るのよ・・」
その、伸ばされたゴムは佐渡島まで伸ばされ、チアメンバーたちは間違えて、佐渡島ごと撃ってきた。
地面に地響きがして、徐々に佐渡島がはがれだす。そして。
「がちかよ、島ごとこっち富んできやがる」
俺はそのまま、ボクシングのガードするカッコウを上空でやり、近づく島とボールに備えた。
ともかく、来るならこい。
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