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俺たちの幸せ  作者: 新塩じゃが★エビチリソース添え!
5/5

決行の朝

そして次の日…。コーギーは自分の小屋で寝ていました。


「ふぁ~…よく寝た…。あれっ?もうこんな時間だ…。

     急がないといけねぇな。」


コーギーは急いで約束の畑に向かいました。


「おはよーっす!あれっ?誰もいねぇ…。」


しばらくきょろきょろしているとコーギーは何かの気配を

感じ取りました。


「誰だ!そこにいるのは!!!」

???「僕だよ…コーギー…。」

「…イーギー…!」


近くの草むらから出てきたのは、服が所々破れており傷だらけで

ボロボロのイーギーでした。


「ど、どうしたんだ…?その傷…。」


イーギーは虚ろに空を見ながら話し始めました。


「…あの日…僕らの会話を農民の一人が聞いていて…

 それで寝ている間に殴られて…。」

「…大変だったなぁ…。」


しばらく沈黙していると、イーギーが笑い出しました。


「…あははっ♪なんてねっ☆」

「…え?どういうことだ。」

「みんな出ておいでよ。」


みんな(農民以外)が近くの草むらからいっせいに出てきました。


「寝ている間に殴られたのはウソだよ。傷はケチャップで

 作ったの。」

「じゃあ、農民が来たのは…?」

「それはホント。僕達、寝てるフリして農民を

 返り討ちにしたの。」

「じゃあ、俺の計画は…?」

「成功だよ☆」


コーギーはそれを聞いて、安心しました。


「良かった…!でも、お前達がこんな俺よりも早く

 計画を行ったのは?それだけが分かんねぇんだけど…。」

「…やっぱり忘れてる…。」


コーギーの記憶力にイーギーはあきれました。


「マヌケねぇ~♪」

「マ、マヌケとはなんだ!!マヌケとは(怒)」

「…君が今日、誕生日ってことだよっ☆」


それを聞いたコーギーは驚いて、目を丸くしました。


「え~~~~!!…俺、全然知らんかった…。」

「もうっ♪これ考えるの大変だったんだからっ☆」

「ちょっとしたサプライズなんだよ!」

「…みんな…ありがとう…(グスッ)」


感極まって、コーギーは泣いてしまいました。そんな時

コーギーの小屋の方面からキョッカが走ってきました。


「…はぁっ…はぁっ…げほげほ…。あのっ!パーティの

 用意したんですけど…。これから、コーギーさんの小屋で

 祝いませんか?」

「賛成~。」 


こうして計画を実行した彼らは1日中コーギーの小屋で

パーティをしましたとさ。めでたしめでたし♪


ケルナ(フーザ)「おいら、1回も出てきてないしー。

        ちっともめでたくない~。」


            本当に終わり☆

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