豪快な起こし方
「ハンターイ!サンセーイ!!」
イーギーがドアを5、6回叩くとドアが開きました。
???「なぁに…。お昼寝してたんだけど…。」
ハンターイがドアを開けて出てきました。ハンターイはサンセーイの
妹でマイペースな豚の女の子です。サンセーイとは双子です。
イーギーは2人にお願いをしました。
「ちょっと俺の計画に協力してくれないか?」
ハンターイは眠そうな声で目を擦りながら答えました。「…いいけどぉ…。お姉ちゃんがまだ寝てる…。」
コーギーはハンターイの後ろの方にあるベットをみて、呆れ顔です。「まだ寝てんのか?もう昼の3時だぞ…。」
イーギーはサンセーイが寝ているベットまで近づいていきました。「よく寝てんねー。あれっ?キョッカ居たの?」
???「…うん。昨日、家に泊まったの。」
キョッカは昨日から遊びに来ていました。キョッカは控えめな豚の女の子で
ひらひらした服をよく着ています。
「それはどうでもいいけど、コイツどーやって起こすよ?」
「うーん…。」
みんながしばらく考えていると、イーギーが何かを思いついたように
喋り出しました。
「僕、今 紙持ってるからアレが作れるよ!」
みんなはポカーンとしています。
「…アレ…?」
「ちょっと待っててっ。」
そう言うとイーギーは何かを作り始めました。
そして、約5分後…
「出来たっ!」
「見たコトない形だな。」
「初めて見るわぁ…。」
「…それどやって使うの?」
「…もしかしてアレなの?」
「そうっ!アレだよ!…いくよー。みんなっ耳塞いでっ!」
イーギーは持っていた大きな紙を下に振り下ろしました。
すると、とても大きな音が鳴り響きました。
???「きゃぁぁぁぁ!」
サンセーイが飛び起きました。サンセーイはハンターイの姉で妹のハンターイと
違いハキハキと喋る豚です。ハンターイとは双子です。
「すげー音だったな…。みんな大丈夫か?」
みんなは音に驚いて、転がってピクピクしています。「なんとか…。」
イーギーは仁王立ちで自慢げな顔をしていました。「ねっ♪凄いでしょっ!(ドヤ顔)」
その時でした。イーギーに向かってサンセーイが…
「このばかぁ!(ボグゥッ)耳がダメになるかと思ったでしょっ(怒)」
寝ぼけたサンセーイのパンチがイーギーにクリーンヒットしました。
コーギーは心配になってイーギーの顔をつつきました。「…おーい。生きてるかー。イーギー。」
どうやらさっきのでサンセーイは目が覚めたようです。「(はっ…。)みんなおはよっ♪いい天気だねっ!」
心の中でみんなはツッコミました。「…いい天気じゃないよ…。」
「…あれっ?どうしてコーギーが居るの。何かあったの?」
コーギーは一瞬ポカーンとして、話したかった内容を忘れそうになりました。「…ああ。忘れてた。みんな俺の計画聞いてくれ。」
イーギーはみんなについていけず・・・「僕が殴られたこと、みんな無視しないでよ…。手当もしないで…。もう、自分でしよう…。」
コーギーの計画についての話し合いは1時間にも及びました。
そして、最後には役割を決めていきました。