本当の幸せを手に入れたい
あるところにコーギーという豚がおりました。最初、彼は名前がありませんでした。
「俺の友達のほとんどを食べるために加工して…。人間たちは何を考えているんだ!あの忌々しい人間どもめ!!そうだ!人間に抗議してやる!そして、逆に人間を挽き肉にしてこの世に人間が居ないことにしてやる…。」
こうして、彼はコーギーと呼ばれるようになりました。
???「あ~ら♪まだそんなコトを言ってたのねぇ~。」
コーギー「イ、イヤーナ…。」
イヤーナは飼い猫で良いエサをたっっくさんもらっていました。それに凄いお金持ちの家に飼われていて、5万坪の大きな敷地にイヤーナ専用の家がありました。
「私はすっっごく良い家に住んでて、御主人に感謝してるから関係無いケド~。」
コーギーはイヤーナの言葉に苛つき、思わず叫びました。
「ほっとけ!」
イヤーナは相手を苛つかせるような、喋り方で言いました。
「あら~。忠告しに来てあげたのにぃ~。なぁにその態度。お友達に嫌われちゃうわよぉ。」
どうやら図星だったようで・・・
「う、うるさい…。」
二人が喋っていると、向こう側から誰か来るようです。
???「口喧嘩は良くないよ…コーギー…イヤーナ…。」
「イーギー…!」
ケンカの仲裁に入ってきたのは、コーギーの友達のイーギーでした。
「回りの動物とかびっくりして固まってるから止めて欲しいんだけど…。」
「…あっ…ごめん…。」
「わかれば良いんだよ。とりあえずコーギーの家行こ?」
「…はい…。」
この会話は2人をイーギーが見つけ、考えてから追いかけた後の話でした。
3人が歩いて喋っていると、急にコーギーが喋り出しました。
「イーギー。俺、我慢の限界だ。だから、後でハンターイとサンセーイに会いに行く。そこで計画を練ろうと思う。」
驚いた調子で口を一番最初に開いたのは、イーギーでした。
「随分、突然だね…。まぁ、良いけど…。」
横で話を聞いていた、イヤーナは薄っすら不気味な笑みを浮かべながら2人の話に割り込んできました。「その話、私も乗ったわ。」
2人は驚きを隠せません。「…ええっ!」
「どうしてだよ!あんなに俺の計画に文句言ってきたクセにっ!」
またイヤーナは薄っすら不気味な笑みを浮かべながら喋り出しました。
「あらぁ♪あれはからかってただけじゃなぁい♪本当は彼が加工されるトコ見たくないだけよぉ♪」
コーギーの内心は少し複雑でした。「…変なやつ…」
イーギーはそれよりも気になったことがあったので、イヤーナに訪ねました。「ねぇ。イヤーナ。彼って誰?」
するとイヤーナは淡々と答えました。「あらやだ♪女にそんなコト聞くのね。女の財産が無くなるじゃない。」
やっぱりイヤーナの心はイーギーには分かりませんでした。「…女の財産って何…?」
とりあえず連れてけばいいかなぁと思い、コーギーはイヤーナを連れて行くことにしました。
「まぁ、いいや!お前も連れてってやるよ!」
「きゃ♪やった!」
こうして、イーギーとコーギー(+イヤーナ)はハンターイとサンセーイに会いに行きました。