hello
2話目です。今回はヒロイン?の登場です。誤字脱字あると思いますが、どうぞご了承ください。
夢を見た。金髪で青い瞳の女が俺にこう語りかけるのだ。「もうあなたは、あちらにはいません。存在自体がはじめから無い事になったからです。あなたが生きていくにはこちらが真実であるということを認めなければなりません。自己責任とはそういうものなのです。」まるで夢じゃないかのようにはっきりと女が瞳の中にうつる。ためしに自分の手を見てみた。何かが違う…そう思い、女の瞳にうつる自分の顔を確認した。そこには18、19歳ぐらいの好青年がいた。あたりを見わたすと見た事ない世界が広がっていた。あたり一体電磁を帯び、まるで電気空間に迷い込んだようであった。
「一体、何がどうなってるんだ…?」
そう呟いた瞬間、女の顔が自分の視界全体に現れ、
「あなたはネット世界に飛び込んだのです。心当たりがあるでしょう?」
「ネット世界?まさかそんな中二病が湧きそうな世界なんかあんのか?夢だよな…?」
「夢じゃありません!!!」
女がさらに顔を近づけて言ってきた。
「証拠…」
呟いた矢先、ゴンッ!と音をたて、頭に衝撃と痛みがあらわれた。
「⁉」
「これでもう夢って言えませんよね?」
たしかに痛いという事は、夢じゃない。でも手加減してほしかった。まあそれはともかく、
「本当だったんだ。あのスレは。でもあんたは何者?」
「私?私はミサコというものです。私がここの世界を創りました。ここには私が1番最初に入った事になります。スレ建ても私です。ネットの中にいるので中から外、いわゆるこちらの世界からあちらの世界に情報をだすことが可能なのです。」
「へぇ〜、でもミサコさん?なんで俺みたいに関係のない人を呼んだんだ?それにあのスレを見た人沢山いるんじゃないか?」
少し間があいて、女の顔がけわしくなり、
「それは少し場所を変えましょう…ここでは言えません…そちらに他の方々もいらっしゃるので…」
そうして俺はミサコという女に連れられていくことになった。長い長い眠りから覚めたような気持ちにとらわれていた。もう二度と戻れない、そんな予感が頭の中で行ったり来たりしていた。