脳みそ綿
私と旦那は別々の部屋で寝ている。
お互いのイビキがストレスということでそうしたのだ。
毎日、旦那ははしばと寝る。
私は抱き枕として活躍するはしばを妬んでいる。
だから、時々はしばに強く当たってしまう。
「はしばって何にもわかんないよね?脳みそ綿だもんね!」とはしばに強く言ったり「連続パンチ!」とはしばのボディーに猫パンチする。
抵抗できないはしばを守る旦那。
「※ぬいハラだよ!はしば、やめてーって言ってる!」と必死な旦那。
※ぬいハラ→ぬいぐるみにハラスメントしてるの略。
必死な旦那を見るのも楽しく、私はぬいハラ(脳みそ綿発言、猫パンチ)を繰り返してしまう。
そして、最近は何かわからないことがあると「私も脳みそ綿かもしれない」と旦那に誤魔化すようになった。
旦那は食べ物や飲み物を少しだけ取っておくクセがある。
旦那:「ここにあったオヤツ知らない?」(↑数日経ってるオヤツのこと)
私 :「わかんない、今、脳みそ綿だから」
旦那:「どこにやったの?」
私 :「ここにないなら、もう※流れたのかもしれない」
旦那:「あぁ…(諦)」
※流れた→オヤツは私の血となり肉となり私の中に流れ、余分な物はトイレに流れた。
「脳みそ綿」他の人には通じない夫婦の言葉だなと思った。




