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病める時も
旦那の隣にはいつもはしばがいる。
そう、病める時も健やかなる時も旦那の隣にははしば。
暑い時も寒い時も隣にはしば。
いつもいつもはしば。
私は、心の中で度々「この泥棒猫が!(黒柴だけど)」そう思っていた。
最近の出来事。
風邪をひいて声が出ない。
熱はないが体が疲れていると叫んでいた。
旦那は仕事でいない。
仕方ないので自分でお粥を作り、薬を飲んでベッドへ横になった。
疲れているが眠くはない。
風邪をひいた時は少し弱くなる、心も体も。
旦那のベッドでずっと寝ているはしばを引き寄せて、自分のタオルケットに入れた。
暑いのではしばを抱かなかったが、はしばと寝たらすぐに眠れた。
不思議。なんだろう。
はしばという存在に安心感があった。
私も旦那も病める時に1番一緒にいるのは、はしばなのかもしれない。




