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第3.58話 「シ と サイセイ」

OP2 「頼ラック」


過ぎてゆくんだ今日も

このVIVANの通りに

限りある話数(すうじ)が減るように

美しい文字数(すうじ)が増えるように


思い出の宝庫

古いものは棚の奥に

埃を被っているのに

誇りが光って見えるように


されど

By my side

不安 喝采 連帯

濁ったりの考察地帯

グワングワンになる

作者の倦怠感

茶番 ホームズ 急展開


あほに似た

すっぱいギャグと頼ラック

君を待つよ ”ここ”でね

痛み出す人生 ふたりの傷も

愛おしく思いたい


当てる宛てもないのに

過信してしまう僕らは

何を経て 何を得て

VIVAN(おとな)になってゆくんだろう


雨が降るアラバスタに

争いが止むように

意味の無い事は無いと

信じて作ろうか

私の名前はシャーロック・D・ホームズ。現在行方不明となっているマイクロフト・D・ホームズを兄に待つ超天才考察者です。似非考察評論家のワトソンとコンビを組み、2年の時を経て、不可能と言われるワンピース解読について挑んでいる。この無謀な挑戦ともいえる難題を前に、私は今、ワトソンとアガサクリス喫茶でお茶をしていた。


ホームズ「ロジャーのセリフからわかるように、ラフテルには行き方があるらしいのだが何か思いつくことはないかいワトソン?」


ワトソン「行き方?まるで宛てがない。ホームズ、君の考察では、ラフテルは海の底、もしくは地中の底にあると考えている。そして、それはエニエスロビーの大穴の反対側から落ち、その直線上のどこかにラフテルがあると考えている。でも、それは、行き方ではなく落ち方であり、行き方と呼べるほどのしろものではない。というより、行き方ってのはそもそもどうゆうことなんだろう。ロードポーネグリフを4つ集め、その座標の中心点に浮かび上がる...この方法を行き方と言っているのか、それとも、4つのロードポーネグリフを手に入れ座標が判明した後、そこに向かう際になんらかの方法を用いる必要があり、それを行き方と呼んでいるのか?悩ましいことこの上ないよ。」


ホームズ「四つのロードポーネグリフを集めるのは行き方ではないだろうね。それがもし行き方であるならば中盤でその説明を挟まないだろうし、ヒノキズの男を登場させる意味もなくなってしまうからね。物語の流れの都合上、4つのポーネグリフを集め、ヒノキズの男に出会い、そしてラフテルの行き方を教えてもらうという流れが妥当な気もするが...どうなるんだろう。だけどねワトソン、この世には、これほど少ない情報源の中でもラフテルの行き方を考察している兵どもがいるんだよね。これにはまいったね。全く彼らはもはや天才を通り超して変態だね。」


ワトソン「そのセリフ、君にだけは言われたくないだろうね。」


ホームズ「そんなことはないよワトソン。今トレンドになっている考察達は私では気づけなかった考察ばかりさ。想像と幻想の不思議な世界然り北極の地図然り、私がどれだけの時を費やしてもたどり着けないものばかりさ。だからこそ、他人の考察を見るのをやめられない。自分とは違う考えに触れたい。そして何より、新しい発見があるんではないかという好奇心を抑えられない。きっと私と同じように、病的にまで知りたい欲望を抑えられない変態どもがきっとこの作品を読んでいるだろうね。」


ワトソン「それでも、僕は悔しいよホームズ。僕はね...君もポワロ同様...最強の考察者にふさわしい男の一人だと思っているよ。そんな君が遅れをとるなんていうのは、いちホームズファンとしては認めたくないものだね。」


ホームズ「ワトソン...最強なんてものは自分で決めるものじゃないないんだよ。それが似合う者は創作物の中でさえ、ごくわずかな存在だというのに。それを現実世界でやろうってなるとこれはもはや神の所業を行うほかないだろう。それでもなお、漫画の世界でさえやりすぎだろうと思えるほどの存在が現実世界にもちらほらいるのは、実に興味をそそられる題材ではあるがね。まぁそれはおいといてだ。言い訳がましいことこの上ないが、私はラフテルの行き方について考えてもいたが、それ以上にラフテルにあるものについても考えていたんだ。」


ワトソン「ラフテルにあるもの?」


ホームズ「いいかいワトソン。ここからが本日のメインテーマだ。心して聞き給えよ。僕が思うにこれは、推理の連鎖で方が付く。」


*ここからは久々のガチ考察を繰り広げて行きます。容赦しない考察が始まりますので、ここから先は閲覧注意でお願いします。


それじゃぁいいかい、VIVAN(”別”に名乗る程でもない考察”班”)になりたいものだけが読み進めなさい















ホームズ「ラフテルにあるもの...それは、シとサイセイだよ。」


ワトソン「・・・?」


ホームズ「ああ、ごめん。分かりづらかったね。これから順を追って説明していくよ。まず、この考察のきっかけはゴール・D・ロジャーがラフテルで待っているという考察から着想を経たものだった。そして、ロジャーがラフテルにて待っているとするならば、いったい何を残しているのだろう。そうような考えで推理をしていったんだ。」


ワトソン「それが、死と再生であったと?」


ホームズ「ワトソン、君はちょっと誤解をしているようだね。私が言いたかったのは、止と再生だよ。そしてこれはおそらく、尾田先生が少年時代に思いついた素晴らしいアイディアの一つ。二本の骨とドクロがあれば、人は復活できるという逸話をダジャレで再現しようという面白い試みだよ。」


ワトソン「待ってくれ、ホームズ。二本の骨とドクロを使って、どうやって止と再生を再現するというんだい?」


ホームズ「ワトソン...これは発想の勝負だよ。ドクロがDだと仮定すると、たしかに再現できるんだよ。止と再生がね。君ももうわかっただろう。私の言いたいことが。」


ワトソン「まさか...ホームズ...君は、動画の止と再生のボタンを二本の骨とドクロで再現できると...そう言いたいのかい?」


ホームズ「そう、そのまさかだよワトソン。尾田先生は二本の骨とドクロを使って、⏸と▶を再現しようとしている。すくなくとも僕はそう思っている。そして、今からなぜ僕がそう思ってしまったのか、その根拠を提示していこう。」


ホームズ「始まりは、ロングリングロングランドの島の形状だった。ロングリングロングランドについては、私が最終章と対となす物語として前半の海に登場した島であると、シャーロキアンの皆様は覚えているだろう。しかし、この時、私はこの島にもう一つの気配を感じていた。」


ワトソン「気配...君は一体何をかんじたんだ。」


ホームズ「それはね...ワトソン、この島の形状と仕様がある映画素材のあれに見えて仕方がなかったんだ。」


ワトソン「映画素材?」


ホームズ「ワトソン、巷ではあれを王冠じゃないかと言われている。確かに、立体的にとらえれば王冠に見えなくもない。それを否定する気もない。考察とは多角的角度で検証する必要があると思っているからね。でも、この謎はもっと単純明快なものだと思っている。簡単に言うと、映画のカウントダウン...これに見えて仕方がなかった。この島の移動方法は3年に一度の大きな引き潮を利用して、時計周りに周回する形をとっている。環状に点在する複数の島々を時計周りに周回している。この動きを高速でイメージすると、君にも見えてこないかい、映像作品につきものな始まるときのカウントダウンに。」


ワトソン「た、たしかに...見えなくもない。点在する複数の島々が見えなくなるわけではないからイメージがしにくいのがあれだが、ありっちゃありだな。」


ホームズ「そして、フォクシー海賊団の登場。これが私にとんでもない妄想を与えてしまった。尾田先生は、映画会社のロゴを参考に物語を練っていたのではないのだろうかと。やたらと印象的に描かれる”20”と"fox"これは、Twentieth Century-Foxを表しているのではないかと、他にも、夜明けはサンライズ、BWバロックワークスをひっくり返すとWBワーナーブラザーズ、和の国の松竹はそのまま松竹といった具合に映画関連につなげられなくもないと思っている。」


ワトソン「なるほどね。多少の強引さを残すも面白い考察だね。だとするとドフラミンゴは、マーベルスタジオを表しているのかい?」


ホームズ「いや、それは、どうだろうかワトソン...僕が思うにあれは、東映を表していると思っている。昔のインタビュー記事に載っていたんだが、最初期の設定では、ドフラミンゴは和の国で戦う予定だったと聞いたことがある。これを見るに尾田先生はマーベルのスパイダーマンではなく、東映版のスパイダーマンをモチーフにしたのではないかと思ったんだ。」


ワトソン「東映版...あの鉄十字軍と戦う。あのチャージマン研に匹敵するほど、コアなファンがいる...あのスパイダーマンのほうのか!」


ホームズ「そうだよワトソン。そして東映版のスパイダーマンをモチーフにしているのであれば、ドフラミンゴの”あのセリフ”の意味も分かる気がするんだよ。」


ワトソン「あのセリフ?」


ホームズ「『何故俺の力まで奪った。もう取り返しはつかねぇんだよ。』このセリフが私の中でずっと引っかかていてね。俺の力ってのは、天竜人の特権のことなのだろうかと...もっと別の意味があるんじゃないだろうかと。そして、それがマーベラーやレオパルドンのことを指しているのであれば、なかなかに面白い展開だと思ってね。まぁ考えすぎなのかもしれないがね。いずれにせよ。ラフテルには映像作品関連のものは確実にあると思っている。」


ワトソン「君がそこまで確信めいたことをいうのは珍しいね。」


ホームズ「確信もくそもないよ。尾田先生は第一話から既にこのストーリーを構築していたと思っているよ。そうじゃなければ、ルフィの服にANCHORなんて文字を仕込ませやしないさ。だってワトソン...よく考えてみなよ。あのANCHORがリレーのアンカーの意味も含んでいるんだとすれば、最後の島にあるはずなんだよ。」


ワトソン「いったい何があるっていうんだいホームズ。」


ホームズ「気づかないかい...ワトソン。ルフィがアンカー(最終走者)だとすれば、絶対にあるはずなんだ。あって然るべきだと...そう思わないかい...ゴール・D・ロジャーがラフテルに残したであろう









                   "G()O()A()L() ()T()A()P()E()"が。


そして、ラフテルに最初に着いたものが手に入れる。だからこそ、白ひげの『ロジャーの待っている男は...少なくともティーチ...お前じゃね...』このセリフが活きてくると考えているよ。」


ワトソン「なるほどねぇ~。しかし、ホームズ、仮にそれがラフテルにあったとしても、それはロジャーが残したものであり、ワンピースでは決してないということだろう。」


ホームズ「その通りだよワトソン。ラフテルにあるもののひとつでしかない。そして、まだ幾つかあるはずなんだが、これが難しい。富・名声・力...これに類するものがあると思っている。だが、まだ解ききれていない。なにかが足りていない様な...そんな感覚に陥っている。いづれにせよ答えは出したいと思っている。いつになるかわからないけど。」


ワトソン「しかし、君が解けないとなると他の考察者たちも苦戦は必至だろうね。どうかねホームズ、いっそ聞いてみれば如何かな。他の情報媒体を経由してでも。」


ホームズ「いや、それは少々危険だよワトソン。ここにたどり着く変態たちには大丈夫だろうが。変態以外では恐らく手に余る考察になるはずだよ。」


ワトソン「でもホームズ...それじゃ君は日の目を浴びることもなく終わってしまうよ。」


ホームズ「ワトソン...私はそれでもいいと思っている。本来この作品は私の為だけに作られたような作品。ひとさまにみせるほどのクオリティかといわれれば正直微妙さ。でも実はそんなものどうだっていいと思ってる。今度こそたどり着いてみせる。そのためなら全てを捨てられる。いや、捨ててみせよう。それでなれるのなら、それでもなりたいのだから。主人公でもなく、ラスボスでもなく、考察界に陰ながら介入し実力を見せつけていく存在・・・


                   ()()()()()に‼ 」



                第3.58話 「止と再生」 完

ダメだ・・・もう打つ手がねぇ 父さん


ハハハハハハッ・・・

お前たちはまだ血まみれになっていない

まだ生きてるじゃないか もう諦めるのか?

既にお前らは真実を解く結び目に

両の手をかけているというのに

ハハハハハハッ・・・


人生という無色の糸の束には・・・殺人という真っ赤な糸が交ざっている

それを解きほぐすことが我々の仕事なんじゃないのかね?


これは私の好きな映画の名シーンの一つです。

皆まで言わないが、尾田先生がエッグヘッド編の最中に誰とコラボしていたのかを考えれば

腑に落ちる点がいろいろあると思わないかね?諸君。

もっともこの考察は、気づいた人たちが酒のつまみにでもして盛り上がる程度の...

そんな考察だと思っています。

そして、大変申し訳ないのですが、coming soon予告はしないことにしました。

こっそりやりたいと言っておきながら宣伝するのは、やはり矛盾していると思ってしまったからです。

まぁ陰の考察者ムーブをするときは、これくらいのことはしなくてわならないかなと...

一応、読む人の制限をかけたり入れなくしたりすることはありません。読みたい方は自由に読んでいってください。第四話では遂にこの作品のメインヒロインが登場します。そして、考察自体は大したものではありませんが、無駄に長くなります。もしかしたら、前編と後編に分けるかもしれません。

10月前半に完成させたいと思っていますがどうなるかは未定です。

そしてこれを読まれている方の中には、君は一体何者なんだと疑問に思う方もいると思いますが、私はこう答えることしかできません。


Need not to know 僕はただのVIVANだよ。


それでは、また会いましょう。

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