表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

過去

いきなりだが、今までに私は恋人がいたことがない。

彼氏いない歴=年齢 というやつである。


今思えば小学校高学年がモテ期のピークだった。


お昼休みに校庭に呼び出されて、告白をされたあと飴が入っている瓶をもらったのを覚えている。

あとは学年で人気の男の子と両想いになれたこと。

学校の行事のようなもので、スケートをしに行った時、私は手すりに掴まりながら必死に転びつつズボンを濡らしながら歩いていた。初めてのスケートだったが、他の子たちは平気な顔をして滑っているのを見て

なんでそんなに滑れるの?と驚いていた。


一周したかしないかぐらいで、その両想いになった彼が声をかけてくれた。

色んな意味で救世主に見えた。

彼は私に両手を伸ばしてくれ、私は手すりから手を放し彼の手をとった。

この瞬間を甘酸っぱいというのだろう。

まるでドラマのような少女漫画のような出来事だった。


彼と手を繋ぎ真ん中あたりに行くと、ライバルの女の子が階段の上からこちらを睨んでいた。

女って怖い。


ちょうどカメラを持っていた女の子がいたので写真を撮ってと頼んだ。

彼と一緒に撮ってもらった写真は、私に届くことはなかった。

女って怖い。


彼は男女から人気だったので、ライバルも多く、彼と仲が良かった男の子も私をライバル視していた。

男も怖い。


ある日、私を階段の上から睨んでいた子から電話がかかってきた。

「うちに遊びに来ない?男子もいるよ!ゲームしよう!」



友達の家に着いた。

家の中では、その人気者の彼と一番仲の良い男の子がゲームをしてた。

そう、あのスマッシュブラザーズだ。

私はゲームが大好きで、ゲームで育ったといっても過言ではない。


これは余談だが、マリオカートでピーチ姫を使う私は無敵だ。



話に戻るが、人気者の彼の一番の仲良し男子が私に言い放った。


「〇〇くんは僕のだ!」


今思えば、何それ可愛いと思うところなのだろうが、当時の私はこやつもライバルか…と

意識していた。

しかし、その子は男の子なのだが顔が可愛いのだ…どうすればいいのかわからない。

あまり細かくは書けないが、小柄で背も私とそんなに変わらなくて、いつも彼にひっついていた。


今思えば私も抱きついておけばよかった!!!だって両想いなのだから!!!

最後の両想いになるなんて思わないし、人生始まったばかりでまさかこんなことになるなんて

考えもしないだろう。


まさかアラサーで彼氏いたことないなんて!



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ