4/22
授業中の推理そして葛藤
僕は学校に着いて授業が始まってからも如月さんのあの台詞表情について考えていた。
如月さんは友達と言っていたけれど、
きっと彼氏か何かだろう。
あんな表情、僕には魅せたことないから。
「この筆者の気持ちは何だと思う。」
「じゃあ、藤堂。」
や、やばい全然質問聞いてなかった。
「藤堂?。」
「…解りません。」
「藤堂が解からないと言うのは珍しいな。
もしかして恋でもしてるのか?。」
「ち、違います。」
僕がそう言うと、クラスの皆の失笑と小声の会話が
聞こえた。
「先生、藤堂にそんな質問するの
可哀想すぎない?。」
「だよね。」 「マジそれな。」
とか、そういう会話だ。
はいはい、僕はひと昔前まで恋なんて知らない
可哀想な男子ですよ。
今は、授業中にまで考える様になったけれど。
作者も窓際の席とかで好きな人のこと考えた
かったんですけど、
席替えのくじ運が悪くて窓際になったことが記憶に
無いです。