図書室での計画
夏祭りの会話を聞いた後、
僕は、いつもどうり
図書室に行き
本を読んでいたら、
いきなり肩をぽんぽんと叩かれた。
誰だ?。少し怖いなと思っていたら、
「弥生ちゃん。」
なんだ桜ちゃんか
クラスの奴らじゃなくて
良かった。
「びっくりしましたか?。」
「うん、びっくりした。」
「本当ですか?。」
「本当だよ。」
「怪しいですね。」
「ああそうだ、弥生ちゃんに
聞きたいことがあったんです。」
「何?。」
「8月15日って空いてますか?。」
空いているも、なにも
僕は友達がいないから予定は年がら年中
がら空きだ。
「空いてるよ。」
「そうなんですか。あの、良かったら
夏祭り一緒に行きませんか?。」
「いいけど。」
「やった!。」
「あの、桜ちゃん何人でお祭り行くの?。」
「何人って、私と弥生ちゃんの二人です。」
「そうなんだ。なら、安心した。」
「最近、弥生ちゃん。瑠奈先輩のこと、
話さないですよね。どうしたんですか?。」
「えっ、そうだっけ?。
というか、昔からそんなに話してないよ。」
「え〜めちゃくちゃ話してましたよ。」
「なんだったら、夏祭りに呼びましょうか?。
瑠奈先輩のこと。」
「いいよ。そんなことしなくて。」