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雨の日の事実
今日は、生徒会の仕事が無いから早く帰れそう。
あっ、そうだ今日は弟と一緒に帰る
約束してたんだった。
この年になっても弟と一緒に帰るなんて
少しだけ恥ずかしいな。
でも少し待とう…。
全然来ない。あれ?。弥生くんかも知れない
人を見かけた時、
弟が走って来た。
「ごめん、ごめん。部活が長引いちゃって。」
結構待ったけどここは、いい姉として
「ううん、全然大丈夫だよ。」
と、言ってみた。
「ヤバッ。傘忘れてきたから貸してくんね。」
もう、朝あんなに言ったのに。
ケンカになりたくないから
とりあえず、
「うん、いいよ。」
と言った。相合い傘だ。
子供の時以来だなぁ。
でも、やっぱり昔みたいには歩けないな。
「恥ずっ。」
「そうだね。凄い恥ずかしい。」
あの人は、弥生くんだったのかな?。
もし、そうだったら
誤解されてないといいな。
作者は、兄弟がいなく一人っ子なので、
如月さんと弟の会話は妄想で書きました。