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苦しいストロベリームーンの日

今日は、ストロベリームーンの日だ。

弥生ちゃんは、

ちゃんと瑠奈先輩を誘えたのかな?。

ということが、気になって、

弥生ちゃんが起きているか、どうかも分からないけれど、

とりあえずメールを送ってみた。

弥生ちゃん。今、何してますか?。

今?。月、見てるよ。

良かった、起きていた。少し踏み入った

質問をしてみようと思い。こう、送った。

誰と、ですか?

一人で、だよ。

その文字を見たとたん、私は、ほんの少しだけ

嬉しくなってしまった。

もう弥生ちゃんのことは諦めたはずなのに。

応援するって決めたはずなのに。

そうですか。

誘えなかった。ごめんね。せっかく、

アドバイスしてくれたのに。

あんな冷やかしの様な発言をアドバイスと

捉えてくれていたんだ弥生ちゃん。

いいんです。

きっと瑠奈先輩も場所は違えど、

同じ月を見ているはずです。

もう一文だけ足すとしたら、

私と弥生ちゃんみたいに。

という文だと思う。

その一文は、送れないけれど。

桜ちゃんは優しいね。

そんな事ないです。

本当にそんな事ないと思った。優しいんじゃなくて

思いを伝える勇気がなくて、

変に応援しようと思ったり、

ただ足掻いてるだけなんだ。

そんな事あるよ。

僕みたいな奴の恋愛相談に乗ってくれて、

桜ちゃんには、感謝してもしきれないよ。

あれは、流れだったし、私は、本当は、

本当は、相談になんて乗りたくなかった。

やっぱり私は優しくなんて無い。

この日の会話の終わりに、この言葉を送った。

ありがとうございます。弥生ちゃん。

諦めたはずでも、実際は諦めてないことって

多いですよね。作者は数えきれないほどあります。

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