嘘日記と歌8
2017.8
車のスライドドアを開けたらば、壁に近すぎたのか、ガリゴリと擦る夢を見た。ドリンクホルダーが大量についた謎のドアだった。まぁ夢。
2017.8
夏場、時間が無くて食えなかった5時間くらい放置したコンビニ弁当を見ると非常に悩む。本当に悩む。食う。
2017.8
自己満足の啓蒙活動をしている暇があったら仕事をしなさいと、社員からの支持率がおよそ3%の社長。今朝、さらに減った様子。何か語るとみんなヒソヒソとポカーン。おくちにチャックを。
2017.8
友人に子どもが産まれた。うちの子らはもう小学生なので、一緒に遊ばせてはあげられないかもと、しかしながら、おめでとう。
2017.8
コンビニやスーパーのATMで銀行口座の残高をたまに見る。毎回、ひとまず半年は生きていけるわ、と安堵。妻と子どもの分は合わせりゃ2年いけるのが悲しい。
2017.8
滝を見たい。
2017.8 歌
干された心の行く先は、同じ子らの集まりで、みんなそっぽを向いているのに、ただの塊。干された心の行く先は、死んだ目をして床を見る。干された心の行く先は、何も無いのにただ微笑む。干された心の行く先は、開かず歩かず言葉もない。干された心の行く先は、夜の星だけ見上げてる。干された心の行く先は人を羨み、諦める。干された心の行く先は、結局どうして干物の集まり。乾びたものに水をやっても結果など何も変わらない。干された心は、別の何かで満たすしか、ないと思う事ばかり。心を失す事ばかり。手紙に書き綴らる事もない。だけどもゴールはまだ遠く、干された心はカビてもなんでも腐らない。かたく強く、諦めながら、ひたすらに目指すところを。潔く、生きる、生きろ、生きていこう。