嘘日記と歌6
2017.7
ピアニカの、ドを探す、娘に教えてもらう。ソとラを間違える。
2017.7
今の子らはオープンキャンパスに親同伴らしい。驚いた。
2017.7
大学の先生と久方ぶりに連絡が取れた。
院になんで来なかったんだと、また言われた。
2017.7
辞典辞書を読んでいたら、もう夜。
特に国語辞典の苦しい説明が楽しい。
今の辞典は薄っぺらい。教師が慣用句や諺の意味を答えられないということで、子らが哀れと。
2017.7
そんなこんな思いつつ、仕事で全く別の学校へ。やはり学校の先生は少しズレている人が多い。立場上仕方ないのだろうか、それとも先生と呼ばれることで勘違いするのだろうか。先に生まれた人で先生。
2017.7
雨。カーテンを開ける。ざんざんと気持ち良い音がする。異常でない限りの雨音は、好きだ。
2017.7 歌
見破られたし、問に隠れた問答を、またも皮肉で返し合い、手紙を出せるのに書いてる最中に食べないのは何故。現実のそれはどうしたって夫婦のでなくても犬も食わねぇ、ただ来た言葉をはね返すのはワンとワンの当り散らし。互い互いに罵れ罵れ、黙って罵れ、やがて対岸、紫に包まれて眠れ。