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私の脳内思考保管所  作者: 発光食品
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2017 5 23

高校の時の部活の恩師から手紙が届いた。恩師と言っても校長であり部活の監督でもある人だ。何故そんな人から手紙が届いたかというと時はほんの数日前にさかのぼる。私は現在入院中であり外部との交流が一部遮断されている状態であり、私の状況を伝えることが出来るのはおのずと家族だけになる。そんな家族の間でも外部との交流が非常に深く外を歩くだけで知らない人と長会話をして私の精神を削りにかかってくるのは他でもない母である。だいたいの私の噂話は母が元凶元である。顔の広い親を持つと子は苦労するんですよ。そんなこんなで私の入院が母から伝達されネットワークとは別次元のコミュニケーションという古き良き遺産により電波、拡散され主婦層の間でトレンド入りするという輝かしい功績をえることになる。そんなのいらない。私そんなの求めてない。ネットと人間どちらが怖いかと質問されたら何とも言えないと思う。ネットワークという概念を創ったのは紛れもなく人間でありいくら情報を電子化しましたと言っても最終的にその情報が保存されるのは我々人間の脳みその中であるし動くのも人間だ。電子が意思を持つまでは人間の方が怖いのかなとは思っている。まーどっちも怖いんだけどね。私は今いつ来るかわからない恩師と親と上司が今一番怖いです。今日も勤め先の奥さんがお見舞に来る予定です。あと数時間後にはきっと気まずい雰囲気の中で奥さんと会談するんだろうなって思うと今から重度の高熱か病気の症状を悪化させて全てをなかったことにしたいくらいには緊張してます。奥さん、私この入院生活でコミュ障を発症してしまったみたいです。なのでお引き取りください。人と会うの怖い。売店で買ったコッペパンと昼食で出てきた牛乳を頬張りながらぽちぽちとこの文章を打っています。こういう場合って文字を書くなのか打つなのか、果たしてどっちなのかなーという割りとどうでもいいことを考えながら今日という日を生きています。持ってきてもらったラノベは次々読破されマザーベースへと返還されまたマザーベースから未読のラノベが送られてくる。この生活がいつまで続くのか、昨日から使用していた有給期間が終了し事実上のニート生活が始まっている私。あと二週間ほどはニート生活になるかもしれない私。いっそ退職しようかと検討するもここで退職してしまっては退院後に待っている私の新しいマイカー(中古)の命が危ないのでもう少しだけ長居しようかなと心を切り替えた私。でもいずれはどうでもよくなって退職するのがオチなのだと過去のデータから割り出した予測生来を片目に眺めながら頭の中の水溜まりにまとめた書類を投げ捨てる。あー、ニートになりたい。ちなみにさきほど親から連絡があって恩師が時間をみてお見舞に来ることが決定しました。独断と偏見もここまてくるといっそ清々しいなと思った私でした。あー、辛い。

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