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2017 5 17
見たい人だけ見てくれ。これが私の、この保管所の当初であり暗黙の掟だ。だが同時に、私を見てほしかったんだと、保管所を作って話数を広げる内に、そう思うようになった。私は悲しい人間だ。寂しい、何もかもから逃げ出したくて、心のはけ口としてこの保管所を作った。ここは私の心そのものだ。ここに吐き捨てられる文字も言葉も文も全て、私の心だ。私は結果として一人だ。自らの行為の結果でもある。この結果を招いたのも私自身であるのに自然と笑えてくる。笑える程に、悲しい程に、私は人として不完全だった。いっそやり直せたらと何度思ったことか、やり直せた所で、私の器ではこの結果を変えることは出来なかっただろう。時は止まらない。私がいくら懺悔しても、大金を払っても、生け贄を差し出しても、一度終わってしまった時間は二度と元には戻らない。解っていても、私の心は完全には理解出来なかった。きっと、もしかしたら、可能性が、ありもしない期待に心膨らませ、無惨に弾け飛ぶ。人生ってしょっぱいね。そもそもこの世界に、理解者っているのかな?




