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俺やなきゃ駄目  作者: RIRIKA
2/5

俺。



「寒いねぇ、しゅん君…。」


「あぁ、せやな」


4月。

俺は卒業式をひかえていた。

こっちに越してきて三年が経つ。


小学生なのに、

大人びててしっかりしてる

頼りがいがあるし

素行も良い。

“出来た子”


それが、俺。


賀川 しゅん【カガワ シュン】


周りからも言われてきた言葉でもあるし

自分でもそう思っとる

てか、そうなんよ?


素行が良い。

そんなん

アホくさく餓鬼ぶって遊んどる奴等より

俺が考えてやっとる遊びのが

何倍もおもろいし楽しい

それに、大人からしてみれば

ええ子に見えんねから楽なもんや。


頼りがいがある。

それはどーも

そこらのアホとはちゃうて事やろ?

嬉しいわー。


大人びてる

こんな環境で過ごしてれば、

それなり知識も得られるし

冷静にもなるんよ

人の出方わかってるから

要領よくおれんねん。


ま、今んとこ楽な生活しとるわ。


今横歩いてんのは

学校まで行こー言われて

勝手に着いてきとる

隣のクラスの…………何とかって子。




「じゃあね!」


「はーい」


靴箱で別れて教室に向かう。

はー、なんかしらんけど

イライラしてきたわ

遊ぼかなぁ。



────俺のおもちゃ達で。





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