3.初めての居酒屋
俺たちはカフェの帰りに街のとある居酒屋に行くことにした。そしてミリアがこう言った。
【今日は本屋の店主ジョニーさんのお誕生日なのよ】
俺は初めて耳にした、そしてミリアの話を聴きながら居酒屋へと歩いた。そして中に入ると。
中から大きな声で
【あ、いらっしゃい!】
【こんにちは、シナさん。こちらダニエルさんです】
【あ、こんにちはダニエルです】
【こんにちは、私が居酒屋シナの店主シナよよろしく!】
軽く挨拶を交わして今回の本題に入った。
【ミリアちゃん、今回のお誕生日会はどのようにおこなうのかしら?】
【ん~ハチャメチャ感を出したいね。去年はイマイチだったから】
俺は2人の会話を聞いていると……ハチャメチャ?感?何か嫌な予感がしてきて心臓がバクバクだ。
【シナさん。本の形をしたケーキを作ってくれるかしら?】
【ケーキね。それだったら従業員のノンノさんに頼んだら良いわね、あの子ケーキだったら何でも作れるから】
それから俺達はシナさんを後にしてノンノさんがいる厨房へと歩いていった。
【あ、ミリアさん、お疲れ様です】
【うん。お疲れ様。ノンノちゃん本の形をしたケーキ作れるかな?】
ミリアがこう伝えるとノンノは張り切った声で
【はい!作れますよ。うん~5時間はかかりますけど?】
【うん、良いわよ何時間もかかっても!】
【はい、分かりました。今から取り掛かりますね!】
そしてノンノは厨房でケーキ作りを始めた。
そして俺達はパッティーで使う材料の買い出しのために近くのスーパーへと歩き始めた。
【ミリアさん?今日はジョニーのお誕生日だったんですね】
【そうよ!あ、そうか知らなかったんだもんね。そうよ今日はジョニーさんのお誕生日なの】
【ジョニーさん喜びますかね?】
【きっと喜ぶよ!】
俺達はスーパーでの買い出しを済ませ、居酒屋シナへと歩いて戻ったら。異世界シナの従業員のリリンとナナコがいた。
【あ、ミリアさん。おかえりなさい】
【ただいま、ナナコさん。材料を買ってきましたよ】
【あ、ありがとうございます!】
ナナコはミリアが買ってきた材料を持って厨房にいるリリンとノンノに渡した。そして。
【ミリアちゃん。本のケーキが出来ましたよ!】
ノンノが厨房前の机に出来た本のケーキを持ってきた。さすが綺麗に出来上がっている。
【ノンノちゃん綺麗に出来ているわよ!】
【あ、ありがとうございます!】
こうして出来上がったケーキはお誕生日会の会場にある机の上に置いた。
こうして時間が過ぎて。もう。夜の21時だハチャメチャお誕生日会がが始まる!
【ダニエル!さぁ!お誕生日会が始まるわよ!】
そして居酒屋シナのドアがあき。
【ジョニーさんお誕生日おめでとうございます!!!】
【わ~ビックリした!みんなありがとう!】
ジョニーが居酒屋シナの中にあるお誕生日会の会場へと歩いて来た。
【ジョニーさんお誕生日おめでとうございます!】
【ありがとう、ダニエルくん・ミリアちゃんこんな楽しいパッティーは初めてだよ】
こうして、ジョニーさんのお誕生日会が始まったのだ。
次回 第二章【街へ】
4.お誕生日会が始まった