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2.図書室に新しい機材
図書室の本棚の整理が終わり1週間が過ぎた頃。
ミリア宛に大きな荷物が届いた。
「ミリア~荷物が届いたよ~」
「あ!ダニエルさんそこのエレベーターを使って図書室に運んで!」
「え!?」
俺は思ったこの家に来てから初めてエレベーターの存在を知った。けど。場所が分からない。
「ミリアさん!エレベーターの場所はどこですか?」
「こっちよ」
ミリアについて行きながらキッチン横を通った先にエレベーターホールがあった。
そして、ミリアと一緒に大きい荷物を3階にある図書室へと運んだ。
「ミリアさん。これはなんですか?」
「これはね」
そして、ミリアはその箱から部品を取り出して組み立て始めた。出来上がったのは……
「ふ~出来た」
「……大きい」
「全自動で本を元の位置に戻す機会よ」
ミリアは俺に色々説明をして、俺は持っていた本をミリアに渡した。
「これをここに置いたら装置が勝手に動いて本を元の位置に戻してくれるのよ」
「なるほど」
その後、俺とミリアはダンボールを片付けて図書室を後にした。
次回 第六章【図書室】
3.ミリアは恋に落ちた