2.ミリアの祖母に会う
あれから超・高速鉄道に乗って約3時間30分で目的地のルフラン駅に着いた。
「着いたよ、ダニエルさん」
「着きましたね」
超・高速鉄道を降り、駅前のホームからバスにのり30分ほどで祖母の家に着いた。
「祖母には事前に家に帰るからって言ってるから」
「あ、そうなんですね」
それから祖母の家の玄関の前にきた、それにしても祖母の家も大きい。ミリアさんの家と同じ大きさだ。
「祖母の家も大きいですね」
「ええ、そうよ。祖母も私と同じ広い家に住みたかったって言うてたから」
その後、インターフォンを鳴らし中から人が出てきた。
「あ!おかえりなさい。その隣の人がダニエルさんね!どうぞ上がって、わざわざ遠いい所から」
祖母にそう言われてミリアと俺は祖母の家に上がった。
「ちょっと待ってね。今、お茶を入れてくるからね」
そうすると祖母はキッチンへと歩いて向かった。
「あ、ダニエルさん。祖母の名前を言うてなかったね。祖母の名前はミセスよ」
「ミセス、とても良い名前ですね」
そんな話をしていたらミセスがお茶とお菓子を持ってきた。
「どうぞ召し上がれ」
「あ、ありがとうございます」
俺はお茶を頂いた。
「ミリア、ダニエルさんは彼氏なのかな?」
「ちがうよ、お友達よ」
ミリアは微笑みなが答えた。そしたらミセスが。
「後、祖父のことなんだけど……」
「カムイ祖父がどうしたの?」
ミセスは下を向きながら……
「昨日亡くなったのよ」
「え……」
ミリアはビックリした表情で祖母に。
「カムイ。亡くなったの?」
「ええ、そうよ」
ミリアは下を向き泣いた。俺は持っていたハンカチをミリアに渡した。そしたら。
「ダニエルさんは優しいのね。何か祖父に似ているわね」
ミセスも泣きながら、俺に話しかけてきた。
「やっぱり、祖父に似ている。その優しさが」
「そうなんですか」
俺はミリアの祖父カムイに似ているのか。俺はどんな祖父なのかは知らないけど、本当に似ているのかは不思議でたまらない。
「ダニエルさん、ありがとうございます。もう、大丈夫ですよ」
ミリアは俺にハンカチを戻してお茶を飲んだ。そして話を戻した。
「何か亡くなったの翌日に来てごめんなさい」
「良いのよ、こんな優しいお友達を連れて来てくれたんだからね」
ミリアは笑顔になった、そのあとミリアとミセスと俺は夕食をしてお風呂に入り、ミセスが祖父の話をしてくれた。何かとても優しい祖父だったみたい、俺はミリアの彼氏になるのかなっと思ってしまった。
次回 第四章 【旅】 ⠀
3.感動の再開




