1.初めての旅
とある日 ミリアと俺はミリアの祖母の家に行くため支度をしていた。
「ダニエルさん、1泊2日でも良いですかね?」
「ええ、良いですよ」
今回初めてミリアの祖母に会いに行く。初めて会うため緊張もするが、ここに来てからの初めての旅行いや旅でもあるため楽しみでもある。
「どうしましたか ダニエルさん?」
「いえ。初めてミリアさんの祖母に会うので少し緊張して」
「あ!そうでしたね。でも落ち着いて、私の祖母は優しいからそんなに緊張することはないですよ」
「そうですかね……あ。でもやはり少し緊張します」
「もう。ダニエルさんたら緊張しなでリラックス リラックス」
ミリアがそう言うと俺は少し落ち着いた。
「ふぅ。少しは落ち着きました」
「ダニエルさん、そのほうが身のためよ。あ、私タクシー会社に電話するからちょっと待ってて」
ミリアはそう言うとタクシー会社に電話をし
その後数分でタクシーも到着して俺とミリアは駅へと向かった。
「着きましたよここがオアシス中央駅です」
「大きい駅ですね」
「昨日から超・高速鉄道が開通したみたいなので今日は超・高速鉄道で行きましょう」
「超・高速鉄道?」
俺は案内板に貼ってあったポスターをみて思い出した。
「これは…」
そう。それは、超電導磁気浮上式鉄道だった。
「こっちの世界では超・高速鉄道で言うんだな」
俺がそう言うとミリアが。
「え?ダニエルさんが居た世界では 超電導磁気浮上式鉄道って言うのですね」
「ええ。通称 リニアモーターカー って言うのですよ、あ。でも鉄道の形や仕組みは一緒ですね」
「あ、そうなんだ。だったら馴染み深いのね」
「ええ。あの時は自分も何回か乗って一人旅行に行ってたので」
「一人旅行良いじゃない。あ。私 電車の切符を買ってくるから ここで待ってて」
「あ。はい 待ってます」
ミリアはそう言うと、チケットを買いに きみどりの窓口へと向かった。
「ミリアさんの祖母ってどんな人なんだろうか?怖かったら嫌だな。でも、ミリアさんは優しい人ですよって言ってたけど……本当かな」
俺が色んな事を考えているうちにミリアが切符を買って戻っできた。
「ダニエルさんお待たせ。じゃあ行きましょう!」
「はい。」
ミリアがそう言うと二人で駅のホームへと向かった。
あと。こっちの世界では みどりの窓口を きみどりの窓口って言うんだな。
次回 第四章 【旅】
2.ミリアの祖母に会う




