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架空世界-下腦-  作者: しかバトン
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物便郵ノ定豫棄廢

1935年7月4日 江川県農春市から皇京府蘇深市


拝復 お母様へ

私はもう寂しくありません。弱音を吐いた自分が情けないです。

兵隊さん達は今この時も、命を賭してお国を守ってくださっているのに。

子供の私でも、他の者と力を合わせてお国のために尽くしたら、帝国はこの聖戦に打ち勝てるでしょう。

兵器工場の皆様は、私達勤労学徒にもお仕事を丁寧に教えて下さっています。

爆撃も公刑も機銃掃射も、もう怖くありません。今はただお国に奉公して報いる気持ちで一杯です。

(文字が滲み判読不可)

蘇深から一緒に来た正花ちゃんと永蘭ちゃんは■■■■■が、天上から微笑みながら私を見守ってくれているはずです。


                                       【検閲済】

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