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2 いや。どういうことだよ。。。










ぱち




「んん。なんか頭が痛い。。。」


「あ!そうだ、私、異世界転生の前兆みたいなやつが来て、そのまま倒れて死んだんだっけ?」


「死んだか死んでないかはよくわからんが。。。」





「とりま、ここどこよ。」


そうなのだ。


さっき、倒れて、死んだような気がして目を開けたら。。。


まるっきり見覚えのない椅子に私は気づいたら座らされていたのだ。


「いや。まさかここは死後の世界?かなり暗いからまさか地獄??」


「私、そんな悪いことしたっけ?悪いことといえば嘘ついたことくらいしかn」


『初めまして。』


「う、うわああああああわああああ!!!!!」


誰?誰?てか、マジでびっくりしたあ。


心臓飛び出るかと思ったああああ。


『さすがに、そこまで驚かれると傷つくんだけど。。。』


「あわわわわ。ご、ごめんなさいい。」


『まあ。いいや。いきなり出てきた僕にも問題あったし。』


いきなりタメ口で話し始めたのは金髪で神々しいくらいイケメンな同い年くらいの男の子。


「は、はあ。」


『ふう。えっと、初めまして。僕はこの空間の管理人のカイルと申します。』


カイルねえ。なんかカエルみたいな名前だなあ。笑 いや、今はそういうのじゃなくて!


『えっとまあ。いろんな世界をつなぐ窓口のような存在だね。』


色々な世界?ん?聞いてなかったわ。いや。もしかして。


「色々な世界ってことは異世界もってことですか?」


『まあ。そうゆうこと!でも、普通の人はもう一回同じ世界で最初から始めるか、異世界か選べるんだけど。。。』


ちらっと私の方を見ながらカイルとかいう男の子はそう言った。


うっ 


わ、私ネットのやつをやったらこうなちゃったんだよね。。。


『自分でもわかってると思うけど、君はさちょっと特殊なパターンなんだよね〜。』


「な、なんかすいません。」


『いや、大丈夫!君が悪いわけじゃないし、このやり方を広めた人のせいだしね。』


やだ!優しい。。めっちゃええ人やん。


『で、ここは死後の世界なわけだけど。どうする?』


「え?いや、私はその、、、。」


『ごめん。聞き方が悪かったね。これから、君は異世界転生するんだけど大丈夫?ってこと。』


「えっと、未練とかってことですか?」え?ちょ、ま。異世界転生できるの?


『ん〜まあ、そゆことかな!でも、君見た感じなさそうだけど。。。したくてしたわけだよね?』


「あ、はい。異世界転生に憧れてて、それで。。」


『ふ〜ん。まあ、君色々頑張ってたみたいだし。異世界転生はできるけどさ。』


「本当ですか?」ま、マジか!!!!長年の夢叶ったああああああ!!!!!!!そこまで長く生きてないけど


『うん!できるよ!あ、でも、君。もともと死ぬ運命じゃなかったから何にでもなれるわけじゃないけど。』


だ、だよね〜。さすがに、何にでもなれるわけないよね〜。


『じゃあ。今から選択肢言うから、この中から選んでね?』


選択肢もあるんだ。強制的に決められると思ってたんだけど、やっぱし親切なんだ〜!


「あ。はい。おけです。」


『了解!一番目は。。。』


「一番目は?」


『あー。なんか、言葉で言うのめんどくさいから見せるね。』


ええー。そこまで面倒なのか?そこまで選択肢があるってこと?まあいっか。


そんなことを考えていたら、真ん中にあったプロジェクらしきものが作動して左の方にその頭が動いた。


『えーっと。確か、ここを押せばうつるんだよね?12歳の女の子。異世界選択肢は、、、っと』


カイルとかいう謎の美少年はそのプロジェクターのようなものに何かを入力した。


そしたら、真っ暗だった左の方に何かが映って明るくなった。


少したったら、文字が見えるようになってきた。


『そこにかいてあるから、ちょっと読んでて。こう見えて、僕忙しいんだよね〜。決まったら言って。』


「わ、わかりました。」


めっちゃ雑やん。もう敬語使うのやめにしようかな。


カイルとかいう子の一言で私は彼に対する好意が一気に冷めた。


まあ、いいや。別にこいつがどんなに雑であれ、私は異世界転生できればそれでいいんだから。


「えっと、選択肢は。。。」


一番目、のんびり平民ルート 毎日平和なほんわかルート!でも、お金がなくて困っちゃうことになる場合も?!


なんだ?この文章の書き方は、、、。なんかイラっとする。。。


二番目、爵位低めの貴族ルート 高い爵位の貴族に比べたら、自由な方かも?!平民に比べたらお金に困ることはなさそう!

しかも、頑張れば爵位の高い方とのご縁もあるかも??


なんか、全体的にポジティブなんだけど、、、。ドユコト?これをお勧めしたいってこと?


まあ、いっか。次!


三番目! 忙しいけど、やりがいを感じる王族!お金に困ることは絶対にない!でも、毎日疲れるかも。。。


これは、ないな。王族なんてめんどくさそう。。。


四番目! 悪役令嬢ルート! ルックスは完璧それに悪役令嬢なだけあって頭がいい!でも、失敗すれば断罪ルート。。。


悪役令嬢ね。。。


あとは、ランダムかその他かあ。


ふふ、実はもう決まっている。


私は、悪役令嬢になるんだ!


なんでかって?実はもう、ここに来る前から決めているのだ。転生したら、悪役令嬢になると。


実は、ここにくる前すごく見ていた小説サイトがあったのだ。


そのサイトはいわゆる神サイトである!


たくさんの小説が書籍化されていたり、それに神サイトというだけあって神作ばかりだ!


それにその時は、悪役令嬢に転生したものを題材にしたものがたくさんあって読みあさっていたのだ。


その、作品の中での悪役令嬢はどれも美しく、魅力的でそしてとてもかっこよかった!


そして、いつしか私もそんなかっこいいレディになりたいと思うようになったのだ!


そゆことで、決まったぜ!


さっきから、ぼーっとしているカイルとかいう人に向かって話しかける。


「あの〜決まったんですけど。。。」


『思ったより、早かったね。僕からすればもう少し遅い方が良かったんだけど。。。』


関係ないだろ。この私にあんたの都合なんか。


「はあ。それはすいません。」少しキレ気味にいう。


『まあ。いいや。それで?何がいいの?』


「えっと。私、悪役令嬢になりたいです。」


『悪役令嬢になりたいの?本当に?』


なんか。いきなり上機嫌になったなあ。


「そうですけど、何か?」


『いやあ。助かったよ〜悪役令嬢の枠がなかなか決まらなくてさ〜』


「枠?」


『あっちの世界の人たちとある契約をしててさ。その決められた枠に期限以内に誰かを入れなきゃいけないんだよね〜』


枠ねえ。舞台の役みたいなものかな?


変なの。まあ。なかなか埋まらなかった枠が私のおかげで埋まったから喜んでいるわけね。


よくわからんけど。


「ちなみに、それ以外の枠は全部埋まったの?」


『あれ?なんか、いきなりタメ口になったけど?まあいっか。君が選んだの以外はね。』


ふ〜ん。どんな人がどんなものを選んだのか気になるけど。


『何?気になるの?まあ。君に選ばせた選択肢の人たちは全部君が今からいく世界にいるからね。』


「同じ世界で生きているってこと?」


『ま。そゆこと。ちなみに、君がもし悪役令嬢になったら一番関わるのは、、、二番目のやつだね。』


「爵位低めの貴族ルートですね。」


『そうそう!そゆこと、理解が早くて助かるね〜ちなみにその子の名前はミラ キクソル』


ミラ キクソルねえ。変な名前。


『これ以上は企業秘密だから教えられないけど、もう、あっちの世界に飛ばしちゃっていい?』


え?異世界転生ってこと?まじで?ちょっと待って心の準備が。。。


『あ!そういえば、君には異世界転生のボーナスとしてレベルマックスの幸運をあげるけどそれでいい?』


「幸運?レベルマックス?なんか、聞いたことないけど。。。まあ。それでいいおけです。」


『ああ。またタメ口に。。。まあいいや。じゃあいくよ?いい?準備オッケー?』


「あ。ちょっと待って。えっと。。。。」


『オッケー。じゃあ今から飛ばすね〜』


「オッケーって言ってないし!え。ちょ待って。心の準備が!」


カイルの言葉が途切れたのと同時に足元が青白く光った。


魔法陣に似ているようなものだった。


あれ?この模様。どこかで見たような。。。


そんなことを考えていたら周りがいつの間にか真っ暗になっていた。


『それじゃ。前世の分まで楽しんできてね〜また会える日を待ってるよ〜』


最後、かすかにカイルの声が聞こえてた。


そこで私の意識は途絶えた。































ぱち


「っ 」


あれ?喋れない。どゆこと?


とういかここどこ?


頭を回そうとしたが、首がいうことを聞かない。


まるで首が立ってないような感じだ。


首が立ってない?それってもしかして。。。


『まあ!あなた!この子が目を覚ましたわ!なんて可愛いのかしら!』


『本当だなあ!なんて可愛いんだ。。。』


『やだあ!あなたったらどれだけ見惚れてるのよ!』


『いやあ。すまんすまん。』


こんなに仲がいいのはいいんですが。。。


そんなことより。。。私。。。















赤ちゃんになってる??




いや。













どうゆうことだよ。。。






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