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ツンデレ

「ゆうくんってツンデレだよね」


隣を歩く小柄な少女がふと思い出したかのようにそんなことを言った。


「はあ?」


「なんかそんな感じがする。」


そんな感じと言われてもツンデレがイマイチわからない俺にはよくわからない。だが


「俺はツンデレじぁねー」


自分の中にあるツンデレ知識(この隣にいる奴のおかげで身についた)からそう言い返した。


「そんなことないよ。ボクが見るにゆうくんはツンデレだよ」


そう言い自分の言葉にウンウン、とうなずく。


「それでゆうくんはいつボクにデレてくれるの?」



「デレねぇーよ!てか俺はツンデレじぁねーっての!」

即座に突っ込む。


「えーー、なんでなんでだー。

たまにはデレも必要だと思うんだよ」


「俺には必要ない」


「ボクはいつもゆうくんにこんなにも尽くしてるのに?」


「頼んでない」


「ボクがこんなにも愛しているのに?」


「一方的にな」


「あの時愛を誓い合ったのに?」


「それはお前の妄想だ」


「昔はあんなにもデレてくれてたのに?!」


「そんなことは一度たりともない」


「むぅー」


美奈津は俯いて大人しくなった。

毎回毎回こいつの相手は疲れる。

しばらくはそのまま静かでいてくれ。


と急に美奈津がとてとてと俺の前に回り込み顔を上げぐっと俺を見つめてきた。

「な、なんだよ」


「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。デレろ!」


「デレねぇーよっ!」

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