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秘密を打ち明ける

今回は短めです!

俺はカーテンの隙間から入ってくる光が目に当たり目が覚めた。


「う、ううん」


隣では産まれたままの状態で礼奈が寝ている。何度見ても綺麗だ。


髪の毛は日本人にしては珍しく銀髪。彼女曰く先祖の隔世遺伝だそうだ。しかし、顔つきは日本人だ。そのギャップがまた、彼女の魅力の1部となっているのではないか?少しつり目な目。真っ赤な唇。

夢の中で会った変態ビッチ女神よりも整っている。

そしてすれ違った男の100人中100人が振り返るような素晴らしいプロポーション。胸の大きさもFカップと超大きい。そして、キュッとしまった腰に、ムチッとしたお尻と脚。身長は165らしい


(この体にこの性格、この精神を入れた神には創造主の名に置いて褒美を与えるこど誓おう)


と1人でしょうもないことを考えている。

しかし、夢で会った女神のことも気になるので一応試してみることにした。


「そうだなぁ。じゃあノート」


俺がそう言うと、俺の目の前が光り、ノートが召喚?されたように見えた


「実際は創られてるんだけどね」


と1人ツッコミをしていく。

今日は学校休みだし創造の力を試していくか。








「ねぇねぇ、海翔。今日何する?」


俺らは食堂で朝ごはんを食べてる。今日は土曜日で俺も礼奈も暇を持て余してる状態だ。


「今日は礼奈に話したいことがあるんだ」


「何?」


「それはその時のお楽しみということで」


無闇矢鱈という訳には行かないからな


「あらあら、愛の告白かしら?」


「お、お母様!」


「義母さん、それぐらい言って欲しいならいくらでも言うから」



「わぁ、海翔君がキザな男になっちゃった!」


「海翔君の場合、それが似合うかは不思議だよねぇ」


「茶化さないで下さいよ」


「本当のことなんだがねぇ」













「それで、話したいことって」


俺は食事の後礼奈を部屋に入れる、数人で座れる大きなソファを2人で使う。使い方は俺が膝の上に礼奈をのせるような座り方なので余計に無駄にしている。俺の胸に頭を預けて俺のことを見上げるように見ている。そんな甘えたことをしてくる礼奈も可愛い。


「···礼奈は、俺の事どれぐらい信用してる?」


「どれぐらいって、世界一だけど」


「そうか。なら俺が今から言うことを信じてくれると信じて話すよ」


「······そんなに改まって話すことなの?」


「ああ、そうだ。実は俺は··············」


そうして俺は昨日見た夢(神界)での出来事を話す










「てことは、海翔は創造主で、なんでも出来るってこと?」


「うーん。まだ大してやってないからどこまでできるか分からないなぁ」


「····ならその創造の力見せてよ」


「いいよ」


俺はさっきやったように物を作ろうとするが中々いいものが思い浮かばない。そしてふと思いついたのが


(婚約指輪を渡してなかっな)


俺はこれまでアニメで見てきた鉱石を思い浮かべる


(オリハルコン、ヒヒイロカネ、ミスリルかなぁ。どうせなら欲張りセットみたいな、どれも使った指輪を作りたいな。いや、指輪は結婚する時に取っておこう。ネックレスでいいか)


そして俺はイメージを固めて想像し、創造する。

すると、ノートの時と同じように目の前が光りそこから俺が想像した通りネックレスが出てくる。


俺が思い描いたのは、全ての鉱石をふんだんに使ったネックレス。オリハルコンは水色。ヒヒイロカネは金色、ミスリルは透明な水色。形としては、ミスリルをビーズのような形にして、ネックレスを創り、各ビーズの中にオリハルコンとヒヒイロカネを交互に入れている。形としては真珠でできた形かな


「わぁ」


礼奈は驚いて声も出ないようだ。


「ほら、これは礼奈のだ。付けるから少し顔をずらして」


「うん」


俺は礼奈にネックレスを付ける。留め具も作っておいたので安心だ。


「ほら、似合ってるよ。礼奈」


俺は近くにあった手鏡を礼奈の前に出して姿を見せる。


「わぁ。すごぉい。本当に神になったんだね。でも神ってことは寿命がないんじゃないの?」


「うーん。分かんないな。でもそうかもしんない」


「そしたら、私だけ早く死んじゃうの?ずるいわ。私だって長く生きて海翔のそばにいたいのに」


「そうか。·····いや、出来るかもしれない。俺が礼奈を神に創り変えれば」


「えっ!!そんなことできるの?」


「分かんない。もしかしたら失敗するかもしれない。そんな危険なこと礼奈に出来ないよ」


「······いいわ。やって。私は海翔のことを世界一信用してるから。それに、ここで信用できないようなら海翔の婚約者を名乗る資格はないわ」


「···································本当にいいんだな?失敗すれば死ぬかもしれないし、もしかしたら魔物みたいになるかもしれない。それでもいいのか?」


「ええ、勿論よ。それに海翔なら魔物になっても私のことを愛してくれるでしょ?」


「ああ、勿論だ」


そう言って俺はイメージする。イメージするのは夢で会ったアリス。あいつのことを真似る。それに創造は、外見だけでも想像出来れば残りはオートで合わせてくれる。それに、女神にするだけならアリスを完全にコピーする必要は無い。


俺はいつも天使だと思っていた礼奈を女神にランクアップさせる。そしてイメージはアリスにする。


俺の膝の上にいた礼奈が光りだし、そのまま動く。礼奈本人には移動している自覚はなさそうだが、無意識に移動している。













光りが収まると、礼奈が支えを失ったように倒れる


「礼奈!」


俺は咄嗟に礼奈を受け止める。


「大丈夫か礼奈!?」


「ええ、大丈夫よ」


(クソっ。確かめる方法がない。どうすれば······あ!創造でステータスを創ってから鑑定を作れば)


俺はイメージがしやすいように口に出して唱える


「創造、ステータス!」


すると俺の目の前に半透明のプレートが現れた。内容が気になるが、今は礼奈のことが先決なので無視する。そして


「創造、鑑定眼!」


次に俺は魔眼の1種鑑定眼を作る。

ステータスに鑑定眼があるのを確認し、礼奈を見る



礼奈

職業 学生 神王妃

レベル 鑑定不可

状態 衰弱


ステータス

鑑定不可



加護

創造主の愛




取り敢えず女神にするのは成功したみたいだ。やりすぎて神王妃になってるけど。ステータスとレベルが見れないのはつくってないからかな?衰弱ってことは弱ってるのか。取り敢えず寝かしとくか。


俺はそう思い、礼奈を俺のベッドに運ぶ。俺は起こさないように離れようとしたが、礼奈が握った俺の手を離さない。


「礼奈も信用してるって言ってたけどやっぱり不安だったのかな」


俺の手を握る礼奈は少し震えている。

俺は礼奈の頭を撫でながら言う


「大丈夫だ。俺がついてる。怖いものなんてないよ」


すると震えていた礼奈の手は少しずつ震えが止まっていく。


このままでもやることがないので、俺も礼奈の隣で昼寝をすることにした

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