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ギルドへGOー

魔法のことについて少し考えたので後書きに書きます!

森でレベルを上げ始めて1週間がたった。本来なら学校が始まるが、この世界と地球では時間の流れが違うので時間の余裕は全然ある。


俺も礼奈もレベルリセットを使いまくって簡単にレベル上げをした。ステータス固定のままレベルだけリセットはチートがすぎる。


「これぐらいになればエレーラも行けるだろうな」


「えっ、本当!」


「ああ、本当だ。でも、戦えるギリギリラインだ。俺らの補助があればようやく対等になるくらいだ。だから、これからは俺や礼奈じゃない奴らと戦ってくれ」


「えっ!かいにぃとれいねぇは手伝ってくれないの?」


「俺らだって学校があるし、それにエレーラにはこの世界に馴染んで欲しいんだよ」


「えっ?」


「言ってたろ?メレルも自分も面倒で不幸だって。なら故郷を離れてここで暮らすしかないだろ?」


「で、でもメレルは精霊魔法を使えないし、この世界のエルフにも爪弾きに会うかも」


「そのためにエレーラを鍛えたんだろ?そもそもこの森で生き抜ければ、易々と死にはしないし」


「え?」


「この森の名前、いやこの島の名前は【絶望の孤島】どこに行っても化け物だらけの島だ。どの魔物もレベル100越えは当たり前。エレーラが戦ったレッドドラゴンもこの島じゃ優しい方だ」


「は?あ、あのSS級のレッドドラゴンでも優しい方だなんて、嘘よね?」


俺は静かに首を振る。するとエレーラは絶望した表情で俺を見つめる


「待て待て。そんな顔をするな。別にこれ以上奥にいけとは言わないさ。エレーラは対人戦を身につけて欲しいんだ。

エレーラはステータスやスキルでいえばこの世界でも上位に入る。でも、それに技術が追いついていないんだ。魔物相手なら多少大雑把にやっても行けるだろう。

でも人は違う。対人戦のプロは少しでも自分を有利にしようと、少しでも相手を不利にしようと多種多様な技を仕掛けてくる。その手口は神である俺でも読めない程だ。

当然堕ちた神も色々考えるだろう。俺らよりも長い年月生きてんだからその分手口も多いはずだ。

エレーラにはメレルを守る力と対人戦。この2つを身に付けて貰いたい。

当然俺からは最大限に援助はするからそこは安心して欲しい。最終的に決めるのはエレーラだ。エレーラはどうしたい?」


「···············」


沈黙が長い。まあ故郷と親友、どっちかを選べと言われてもそう簡単に決意できるもんじゃないしな。


(俺だったら断然礼奈だな)


「··········分かったわ。私は故郷を捨ててメレルのために、あの、クソ神を倒すために頑張る!」


「良かったよ。そう言って貰えて。これらが無駄にならなくて済む」


俺は空間支配の能力を使い、俺が準備した装備や回復薬、マジックアイテムを出した。


「な、なにこれ。1目でヤバいって分かる」


「これか?この弓は世界樹の木を俺が徹底的に圧縮しまくった後に、俺の神力を染み込ませて作った弓だぞ。名前は··········どうしよか?【世界樹の弓】とかでいいか。で、こっちの服みたいなのが、【フェニックス】の羽と【リヴァイアサン】の外皮と【ベヒモス】の体毛と【ティアマト】の魔石も合わせて作った自信作だな。環境に合わせて温度を変えてくれるし、ほつれてもすぐ直るし、めっちゃ硬いし、着心地もいいからな。それでこっちの腕輪が························································これくらい用意したけど、足りるか?」


「·················やりすぎよ。どう考えたってやりすぎに決まってるじゃない!こんなに用意したアイテムをどう使えって言うの!」


「ん?そりゃエレーラのことを信用してるし、第1失いたくないからな」


「ふえ!?わ、私を失いたくないって告白?」


「違います」


「なら愛人でも」


「愛人にもしないし、重婚もしません。俺が愛してるのは礼奈1人だけだからね」


「むぅー。でも、信用してくれてるからこれから」


「ハイハイ、それじゃエレーラの仲間を集めに行こっか」


「えっ?」


「【ワープ】」


俺は魔法を使い、別の場所に行く









俺が着いた場所は俺らが使っていた家と内装は同じだが、その家が纏う雰囲気が前の家と比べると弱くなった気がして、急に不安になるエレーラ。

その変化を感じ取り話しかける海翔


「気付いたか。この家は前みたいな激んな場所じゃなくて、街の中にある。一応結界は張ってあるが、さっきの家と比べると一段も二段も落ちる」


理由が分かり納得するエレーラ。そして同時に安心する。前よりも辛い場所に連れてかれるのではと内心不安だったのだ。


「何安心してんだ?ここで終わりじゃないぞ」


「え、何するの?」


「決まってんだろ?」


俺はそこであえてためていう。


「冒険者ギルドだよ」







俺が中に入ると周りから一斉に見られる。

しかし周りの視線は敵対の意志よりも尊敬や感謝の気持ちの方が大きかった。


俺達は大衆に見られる大スターのような気分を味わいながら、受付に並ぶ。しかし、俺が並ぼうとすると、


「え、あ、そうだ、並ぶ前に装備品の確認しとくか」


「なんで、あ、ああ、そうだ受付の前にしっかりと以来の話を仲間と話し合おう」


と言って受付を離れるので俺が並ぼうとしていた受付の前には誰一人としていなくなってた。


(なんでか知らんけどありがたいな)


「冒険者登録を頼む。登録したいのはこの子だ」


俺が言うと周りはざわめき、誰だ?、まさかあの最強が。とか言ってる。


「了解しました。技量審査はしますか?」


技量審査とは、冒険者ギルドにある1つの登録方法だ。実力や才能があるのに低ランクの以来ばかり受けられたら、低ランクの冒険者が可哀想だ。それに高ランクには高いランクの依頼をやってもらいたいなどの考えがあり、それで技量審査という制度が生まれた。


内容は自分の特技による。剣や槍などは対人戦や魔物との戦いで審査される。魔法は対人戦などだけでなく、魔力値や自分の使える最大魔法などが審査に入る。


例え力や才能があったとしても、本人が望まなければ受けなくても良いことになっている。逆もまた然り


「ああ、勿論頼む」


「それではランクはどうしますか?」


そして、自分が望むランクを希望して、そのランクの試験で自分を測ることになる。


「うーん。どうするか。あ、そういえばSランクパーティで【天の祝福】ってパーテイがあったよな」


「はい、最近Sランクに上がったパーティです。リーダーであり【勇者】の称号を持つクレンと【聖女】の称号を持つアイリはSランク。そして【守護神】の称号を持つエヴァンと次期賢者と名高い【大魔法使い】の称号を持つレーテルのがAランクですが実力的にはSランクです。その4人パーティです」


「なるほどな。その4人に会うことってできるか?」


「残念ながら今は依頼に出かけてきており、いつ会えるか分かりません」


「マジかぁ。あ、なんの依頼受けたかわかるか?」


「ええ、確か【風魔の大地】の調査依頼を受けて行きました」


「それっていつ受けたんだ?」


「確か1週間前ですね」


「1週間前かぁ。クレンならもうそろそろ戻ってきていい頃だと思うが」


「クレン様を知ってるんですか?」


「ああ、だって知ってるも何も」


俺が育てたからな

と言おうとした時。ギルドの扉が勢いよく開き、中に4人の女が入ってきた。しかし、よく見てみると、2人の女が2人を背負っているように見える。

そして背負われてる女は一見怪我はないが、どこか苦しそうに見える。

俺が考察しているとその背負っているうちの一人が声を出す


「誰か!誰か治癒魔法が使える人はいないか!」


(治癒魔法か。てことは毒だな。でも【風魔の大地】に出てくる毒使いは·········【グレイブパンサー】か【ポイズンガルド】ぐらいか。でもどちらもAランク。クレンたちが手間どるとは思えないが)


「どうされましたかレーテル様!」


「ギルドマスターに伝えてくれ魔族が現れたと」


「「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」


場に緊張が走る。

魔族とは簡単に言うと人間の上位互換みたいなものだ。人よりも魔法を使いこなし、人よりも体が強く、人よりも寿命が長い。


人より魔法が使えるならフェアリー

人よりも体が強いならビースト

人より寿命が長いならエルフ


と他にもいるが、人から見たらどの種族の強さも兼ね備えたいわば最悪の象徴なのだ。

しかし俺は違和感を覚えた。


(デランが人を襲うか?んなわけない。それに、【風魔の大地】に仲間を送るほど馬鹿でもない。

鍛えすぎてトラウマになって一刻も早く潰そうと思うなら別だが)


最後は割とふざけた答えだが、有り得なくはない選択肢だった。


「誰か!誰か。本当に頼む!」


と【大魔法使い】のレーテルが頭を下げている。がこの場所に治癒魔法なんて使えるやつはいない。そんなのがいたら教会の方が安全に稼げるからそっちに行くはずだ。


しかし、よく見ると毒なのは【勇者】のクレンと【守護神】のエヴァンだった。


(はぁ〜。世話のやける弟子だな)


俺は師匠として弟子を助ける


「あー、俺が治癒魔法を使える」


そう言うと、さっきまで頭を下げていたレーテルが頭を上げて、俺の姿を確認し、再度頭を下げる


「ありがとうございます!」


素直な感謝に俺は驚く


(アホがおる!!)


そういうのは助かった後にするべきだ。

しかし、そういう損得勘定なしにして感謝できるのは彼女の美点なのだろう。


「クレンもいい奴らとパーティ組んだな」


「え?」


俺の独り言が聞こえたのか顔を上げて聞いてくる


「いや、なんでもない。頭を下げるなら俺が魔法で治してからにした方がいい」


「はっ!そうでしたね。よくエヴァンに注意されるのですが」


そう言ってしゅんとする彼女はとても次期賢者とも思えないほど弱々しかった

俺は彼女の様子を察するが、突っ込まず魔法を使う


「【ゴッドヒール】【ゴッドキュア】」



第1階位の【ヒール】と【キュア】にゴッドをつけた単調な呪文だが俺にとっちゃ呪文なんて関係ない


俺の魔法はクレンとエヴァンを包み体の中の毒を消し去っていく。そして保険で掛けた回復は彼女らの中にあった小さい傷を癒していく


「「「「「「「おおーーー!!!」」」」」」」


場が盛り上がる。


(みせもんじゃねぇぞ!)


「「ん、んあぁぁあ」」


まるで眠りから覚めた白雪姫のように起き上がる2人


「「クレン!エヴァン!」」


と2人が近寄ろうとするが、俺はその前にクレンを蹴っ飛ばした


ボカアアアアアアアアアン!!!


「「「「「「「·······················え?」」」」」」」


「「は?え?」」


と周りも2人も理解出来てない


「んー?」


とさっき起き上がったエヴァンは理解する、しない以前の問題だ


「いっだああああああああ!!!!!!」


そう言って吹き飛ばされた場所から起き上がり、こっちまで飛んでくるクレン。


「何すんだよ!」


そう言って俺に殴りかかってくる


(へぇー。こいつ今俺が誰だか分かってないな。はぁ手がかかる弟子だな)


俺は飛んできた拳を横に受け流し、寝ぼけてたからかクレンの体勢はそれだけで崩れた。

俺は崩れた姿勢を更に後ろから押した


「うわぁ!」


そう言ってクレンは前に倒れる。

俺は彼女を支える。しかし、手を使う訳では無い。魔力を使って支える。魔法を使うまでもない。


魔力は基本原型を持たない。魔力とは万物に宿るもの。八百万の神と同じようなもんだ。

それを実体化させるには相当圧縮させる必要がある。魔法を使う時もその技術を用いられる。その分魔力が大きくなり感知されやすくなる。


しかし逆に考えると感知させることができるということだ。


「ひやああああ!!!この魔力は師匠!!??」


「よお、やっと起きたかバカ弟子が」


俺達は久々に会ったのだった

魔法は階位と階級に分かれる


階位······第1階位~第10階位まである(人が決めた魔法であり、魔族やエルフなどはあんまり同じでは無い)たまにこれらの範囲を超える超人が現れる。数が大きいほど魔法の威力や効果が大きい。

(例)

第1階位 ヒール

第2階位 リヒール

第3階位 メガヒール

などです(これも前回と同じで決定では無いので、決まったら変更します!


階級······ステータスの魔法のこと。階位と違って具体的な数値はないが基本的に階級が高いほど威力だ高くなる。しかし、最低限の威力は階級が違っても同じ(しかし階級の高い魔法を稚拙な技術で使ったら威力は低くならない)。階級が高くなると合成魔法のような効果になる


(例)

火魔法

炎魔法

豪炎魔法

獄炎魔法


合成魔法······2つの魔法を合体して使った魔法。基本的に威力は高く、その分魔力操作が難しい。

合成された魔法によって内容は変わる


(例)

ファイヤー(火魔法)+トルネード(風魔法)

=ファイヤートルネード(?)


みたいな感じです。魔法の名前や種類、属性とかはまだ全部は決まってないので、期待して待ってたください!

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