テスト本番!!〜社会性〜
今回は別の話も入れたかったのでテストの内容を短めにしてます。
「さぁてと、今日の社会性でテストも最後か」
『ええ、その通りです。礼奈さんも物作りで1位を取ってるので、最後の社会性で勝負が決まりますね』
「そうだな。礼奈に負けるのはイヤだし、気合い入れていくか」
「これから、社会性のテストを始めます。テストの内容はこれから一人一人を別々の部屋に案内します。その部屋にはこれまでで人と接するのが苦手な子がいます。その子は年下なのでそれ相応の対応をしてください。その対応を見ます。それでは始めますので、部屋割りに従って行動してください」
俺はその言葉通りに動いた。
そして俺が入った部屋にいたのは女の子だった。背丈は俺の腰までしかない。だから120ぐらいだ。身長から考えて幼稚園児。そんな子がなんで
「制限時間は1時間。それでは、始め」
この部屋のアナウンスで流れる
なので、俺は早速挨拶から始めることにした
「俺の名前は木村海翔。君の名前は?」
「終了です。それでは相手した子と一緒に受付まで来てください」
その声に俺は目の前の子に声をかける
「行こっか」
「うん!」
「次のペア」
「はい。名前は木村海翔です」
「なるほどね。今からこの子に話を聞くから離れてもらっていいかな?」
「やっ!かいにぃと一緒にいるの!」
「たはは。すいません、やりすぎました」
「やっぱりか。なら2人とも1緒に来なさい。その代わり木村君は喋ってはいけないよ。私たちはこの子の本心を聞きたいから」
「はい分かりました」
「君は木村君のことどう思ってるんだい?」
「かいにぃのこと?すっごおい優しくて!すっごおいかっこいい人!」
「なら、木村君のことはどう思ってる?」
「大好き!」
「···········もし、木村君に好きな人がいたら?」
「うーんと、一緒に結婚する!」
「なんでかな?」
「私はかいにぃが好きだから、かいにぃのことを優先できるから!」
「なるほどな。相当懐いてるようだ。なら、今から木村君と別れることになるとしたら?」
「やっ!かいにぃと一緒にいる!」
「うわぁ、困ったなぁ、木村君、どう責任とってくれるんだい?」
「俺!?」
「勿論だ。せっかくなんだ。木村君の家に住んでもらおう」
「はぁ?!」
「ホント!!」
「ああ、どうせこれまでの成績からトリス以上は確定。中川さんと恋人関係なのも恐らく確定。2人の子供として接すればいいよ。あ、この子には親はいないから、完全な孤児だから安心していいよ」
「そういう問題じゃなくて!」
「かいにぃは、私と一緒に暮らすのいや?」
「うぐっ!い、いやな訳じゃないが·····」
「ほんと!やったね!」
「はぁ、礼奈にどう話そう」
「それでは順位を発表する。
5位~~~~
4位~~~~~~
3位~~~~~
2位中川礼奈
1位木村海翔
以上。これで社交性のテストを終わる。解散!」
「なぁ、礼奈」
「どうしたの海翔。そんな落ち込んで?」
「さっきのことなんだけど」
「なるほど、それでその子と一緒に住むことになると」
「そういうこと。ごめん、礼奈流石にやりすぎた」
「まあ、仕方ないわよ。それに未来の練習とでも思えばいいわよ」
「確かにそうだな」
俺らは帰っていった
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「我が神よ報告したいことが」
「················」
「3人ほど巫女をやめたものが」
「·················」
「どうしますか?消しますか?」
「·················消せ」
「了解しました。我が神よ」
世界のどこかで行われた会話。それを見ていた者が
「ふぅ、毎回毎回ご苦労ですねぇ。その労力を別のものに向けて欲しいのですが」
独り言を呟いてるのはアリス。以前海翔にボコされた女神だ。
「どうしたの〜アリス」
、、
「またアレが動き出したのよ」
「うわっ!まだやってるの?懲りずによくやるねぇ飽きないのかな?」
「まあ、そういうもんじゃない?」
「私には分からないなあ。それよりも海翔君が次来るのっていつ?」
「海翔君って。あの人は創造主なのよ?まあ、フランクに接して欲しいって言ってたけど。確か1週間後かな?」
「そう!なら今のうちに下界に降りてオシャレしないとね♪」
「ほどほどにね?」
やっと物語が動き出しました!今まで退屈でも読んでくださり、ありがとうございました。
これからも頑張っていこうと思います!