表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/34

最終話

 その後、近くにいた兵士の人にマーヤちゃんから事情を説明してもらうと、私たちは特にお咎めなく……というかお礼までされて、宿まで見送ってくれた。


 宿に着いた私たちはお風呂に入ってすぐさま寝た。

 結構疲れていたからね。仕方がない。



 そんなこんなもあって、気がつけば朝になっていた。

 転生してからはスローに生きてきたから、こんな潰れるように寝てハッと起きるなんてかなり久しぶりだ。


 それから、全員が起きて出かける準備が整うと、私たちは買い足りなかったものを買ったり、村の人たちへのお土産を買ったりして、帰りの馬車に乗った。



 帰りの馬車の中では、みんな思い出話に花を咲かせていた。そりゃあもう色々とあったから、話そうと思えばいくらでも話せるんだろう。


 そんなみんなの楽しそうな顔を見ながら、私は今までのことを思い返していた。



 転生させてもらって、エンジュのミスでステータスがカンストしていた時はスローライフなんて送れないんじゃないかと思っていた。

 実際、騎士が勝負を挑んできたり、魔王がやってきたりしたから、私が初めに思い描いていたスローライフは送れていないのかもしれない。


 でも、そんなエンジュのミスのおかげでハンカとシャルルちゃんに出会えた。


 こちらの世界に落とされたエンジュと出会えたのは、ハンカが罠を仕掛けたからだし、シャルルちゃんが無理矢理にでも私を森に引っ張って行ってくれたからだ。

 ハンカとシャルルちゃんがいなければ、エンジュと再会する事はなかったと思う。




 私の中のスローライフは、一人気ままにのんびりと暮らす。そんな生活だった。

 でも、私は一人でいるのは寂しいし、みんなでワイワイしている時間が最高に幸せだ。

 だからきっと、この生活こそがわたしの最高の生活(スローライフ)だ。



 こんな私の生活にタイトルでもつけるなら、そう


『スローライフを願ったら、素晴らしい日々が待っていました』


 とかかな?

ラスト、かなり駆け足になってしまいましたがこれにて完結となります!

これまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ