23.そうよ私は、ネタくれ星人
大学の頃からの口癖は、「ネタくれ」である。この口癖は、このエッセイのようなものを始めた一発目の記事にも書いた。
大学時代から「ネタくれ」をよく創作仲間のリア友に言っていた。それでも「お前、ネタあるのになんでネタくれっつってんの?」と言われる。そりゃそうだ。ネタくれ、という一瞬前に、私は友人と書きたい小説の話をしている。その友人とは今でもいい友人だ。この間も「ネタくれ」とメールを送った。律儀に返してくれる友人に感謝したい。「社会に出て朝起きたらクロサキから『ネタくれ』だけ送られてくる夢見た」と言われたこともある。ごめん、それこないだやったね。
まぁ、書きたいネタがないわけではないのだ。それでもどうしても「ネタくれ」と言ってしまう。理由は色々ある。
自分の手持ちのネタが書く気分じゃない、とか。
このネタが書けそうになるまで時間がかかりそうだから、別のを書きたい、とか。
自分が考えるやつだとマンネリするから人様から題材をいただいて書きたい、とか。
純粋に書くものがなくなるのが怖い、とか。
とにかく書いていないと書けなくなりそうで怖い、とか。
自分が考えるとどうしても「自分が書いた今までの作品と似ている」ようになる気がして少し怖い部分がある。そういうのも確かに書いてきたけど、別の作風も模索してみたい、という謎の欲が出てくる。習作をバンバン書いてとにかく練習をしたい、というのもある。長編を書くトレーニングもしたいのだが、一番は「何文字でもいいから書き切る力」を身につけたいのが強い。
最近では、Twitterでネタくれツイートをして、フォロワーさんからネタをいただくことが多くなった。非常にありがたいことにいくつもいただいている。幾つか8000字以内の短編としてまとめた。公募に出すものと、連載しているものに並行して、いただいたネタを昇華するのも今後の創作の課題だが、そんな中でも。
クロサキイオンは、いつでもネタを募集しております。(結構!切実に!!!)