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中途半端な水曜日に中途半端な長さでお届けします……

恋をしてる人の背景絵って色々あって。ハートが沢山の絵だったり、嫉妬で炎が見えたり、悲しみに暮れてたり。もちろん日常の中でもそんな背景絵ってしょっちゅうあるけど、恋をしてる人はどれも色鮮やかで。『世界が色付く』ってよく聞くけど、こういうことなのかなって思う。でも私は――



※※※


「…………………うん?」


突然の和泉くんの発言にびっくらこいてる一香ちゃんです。聞き間違いか?


「聞き間違いでもいい間違いでもないからな」


なぜ人の心を読む!


「小鳥遊の考えることなんてすぐわかるんだよ。……ずっと見てきたし。それこそ、こうやって話すようになる前からな」

「え、私ストーカーされてたの?」

「なんでそうなるんだっ!最初に言っただろ?小鳥遊がずっと俺のこと見て笑ってるから、なんなんだこいつって思ってたって」


そーいえばそんなようなことを言ってた気が……キリンさんの舌ベロン事件ですっかり忘れてたけど。


「最初は苛ついたりもしたけど、なんとなくわかったんだ。悪意のあるものじゃないって。そしたら今度は何がそんなに面白いのかが気になった。だからああやって問い詰めたんだ」


その割には結構怖かったよ?キリンさんで台無しだったけど。


「理由を聞いてちょっと信じられなかったけど、小鳥遊の言うことだから受け入れられた。……多分、その時からもう好きにはなってたんだ。気づいてなかっただけで。小鳥遊の顔を見てるのが楽しかった」

「…………それは私の顔が面白いとでも!?」

「そうじゃないってわかってるくせに茶化すなよ。お前のそういうとこ、好きじゃない」


なんなんだ!好きと言ったり好きじゃないと言ったり!茶化さないとこっちはいっぱいいっぱいでキャパオーバーだってちょっとは気付いて!


「……拗ねるな。可愛いだけだ」

「かっ…………!!」


可愛いだとぅ!?和泉くんのキャラが崩壊しかけているぞ!誰か大工さんか修理屋さんを呼んで!


「ぷっ……照れてる」

「照れてないやい!」


あ~もう!調子狂うなぁーー!

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