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カノルドの書  作者: あいし
東と西、裏と表
5/6

チアティーヌ

「革命?」

「あぁ、でももう終わりだよ。当時主犯格だった人間は全員処刑。私ですら酷い仕打ちを受けている」

革命、つまりは教会に逆らうのか。教会に逆らうことは死にも等しいと誰が言っていたが。まさに彼のことだろう。

「でも、こうやって外に出ることが出来るんだ。幸せだよ」

そう言って彼はドアの外へ出た。

「だが、悪魔憑きは変わらない……」

彼の中の悪魔がいつまた出てくるかわからない。

だから

「……これからどうすんだ?」

「そうだな、古い友人らにでも会う旅に出よう。生きてるうちに会いたいしね」

「ならば、私もついていく。エクソシストとして悪魔は見逃せない」

「……そうか。いいよ、行こうか。あぁ、名前を言ってなかったね。私はチアティーヌ。チアキと呼んでくれ」

「わかった、私はカノルド」

こうして、私はチアティーヌと旅に出ることにした。

この旅は教会(わたしのせかい)の外側に出る旅になるなんて、まだわからなかった。

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