真っ白な世界へ
ピアスとスバルの世界観を書いたものです。
ガッツリBLじゃないです。
先に逝くね。
嗚呼。彼が逝ってしまう。
追わなくちゃ。追わないと。
俺を置いて行かないで。
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あの日、彼は逝ってしまった。
そう遥か彼方に。
昔、彼は言った。“何があろうと世界は白”…だ、と。
先を見た天使言った。
前が見えなくなるほどに前に物を置くでない、と。
その先に、歩むことをやめた彼がいた。
不安定で行き場のないそのカラダが地面に食い込んで。
嗚呼。そういえば、彼は私に似てた。
でも私は追わなかった。
何故か? 多分それは私は私だったから。
彼ではない。私だったから…。
@@@
「ピアス?」
「…えっ?」俺は顔を上げた。彼が心配そうな顔で俺を見た。
「大丈夫?具合悪いなら家まで送るよ?」
「大丈夫。スバル。気にしないで」
彼はあの日死んだ。
でも彼はまだ此処にいる。
俺が天からその命奪い返してやった。
でも、しちゃいけなかった。そうこれは重大な罪。
わかってる。わかってる…でも、してしまった。
「俺と暮らさないか?」
また。また同じことが繰り返されませんように。
ずっと、一緒にいられますように。
「嗚呼。スバル。いいぜ」
永久に流れる、この世界。
未知なる世界。我の中に眠らん。
そして、生き、いざ白い世界へ。
今度はしっかりBLを書こうと思います。
ちょっと意味わかんなくてすみません。