私の大好きな英雄たちへ。

スーパーパワーを持つヒーロー達がいるこの世界で、そんなヒーロー達の事が大好きな少女、浮月冥。彼女は日に日にテレビにヒーローによる事件解決のニュースが流れてこなくなっていることに悲しんでいた。その理由はこの現代社会においてヒーローを敵に回す様な人がおらず、そんな大規模な事件も起きていないからである。そんな中浮月冥は考えた。自分がヴィランとなって事件を起こせば、ヒーロー達が活躍できるのではないかと。そしてその活躍を間近で見ることができるのではと。そうして浮月冥は世界的なヴィランとしてヒーロー達のために世界を敵に回す。