冒険者ギルドへ
昨日投稿できなくてすいません。
諸事情があったので急遽投稿の予定を変更して今日に日曜日投稿予定だった小説の続きを投稿します。
これからももしかしたらこういうことが何回かあるかもしれませんが、よろしくお願いします。(多分ゴールデンウィーク中とか連休中はこういうことがあるかも?)
特に途中で何も起こることなく、無事に森を抜けることが出来た。
目の前には大きな街が見えてきた。
街の周りを大きく囲むようにして大きな壁がある。
おそらくは魔物の侵攻を防ぐためだろう。
何ヶ所かには門が設置されている。おそらくはそこから街に入るのだろう。
「さて、まずこの街の説明から始めるね!
ここはマグノリア大陸の王都であるマグノリアよ!この街の主な施設は王城と冒険者ギルドと商業ビルドと教会と各種道場かしら?」
やっぱり冒険者ギルドはあるのか。ただ道場ってなんだ?
「何か質問はある?」
「王城と冒険者ギルドと商業ギルドと教会はなんとなく想像がつくけど道場ってなんだ?」
「いい質問ね!道場ってのは気力を操る訓練またその道場の流派の武術を学ぶところよ!」
そういえば確かステータス欄には気力の値があったな。
前世の異世界ものではある物語とない物語があるんだよなぁ。
「はい! そこの2人組証明書は?」
「あっはい! 私は冒険者カードがあるんですけど、この人はどうやら無くしちゃったみたいで、、、」
「無くしたのであれば もう一度ギルドで発行してもらえ。
今から仮証明書を作るからこっちにこい」
「仮証明書は指に針を刺して血を垂らすだけでできるから行ってきて。実は冒険者者カードも同じ仕組みなんだけど」
「分かった。行ってくる。」
「ほら、ここに血を垂らしてくれ」
名前 田中 シン
種族 人間
HP 50
MP 30
気力 25
防御力 5
対魔力 5
俊敏性 15
幸運 5
称号 なし
スキル 鑑定 体術I
よかったどうやら異世界関係の称号やスキルは表示されていないようだ。
「オッケーだ。次からはカードを無くさないでくれよ」
「さぁ行こっか」
「ええっと。 とりあえずどこに何があるかざっと説明するね!」
「今は西門から入ったんだけど、西門から真っ直ぐ進むと冒険者ギルドや商業ビルドがあって、東門の方に進むと道場があって、南門の方に進むと教会があるよ。あと北の方に進むと貴族街や王城があるよ!門は北には無いんだけどね。ざっくりとはこんな感じかなぁ」
「今向かってるのは冒険者ギルドの方?」
「そうそう冒険者ギルドに向かってるの。だってそもそも私があの森に入ったのもクエストのためだし、あなたの冒険者カードも作らないとダメだもの。というか、あなたの名前も聞いてないし、冒険者になりたいかどうかも聞いてないわ!
もし冒険者になりたく無いんだったら商業ビルドもあるけどどうする?簡単に身分証を発行できるのはその二つくらいだもん」
「俺の名前はシンだよ。よろしくな。ちなみに冒険者志望だから大丈夫だよ!」
「私の名前はアンリよ!こちらこそよろしくねー」
「さあ着いたよここが冒険者ギルドだよ!」
ギルドはかなり大きな建物で俺が想像していたよりも多いかもしれない。ギルドのマークは盾に剣のロゴが入っている。
「じゃあ私のクエスト報告と同時にシンの冒険者登録もしてしまおう!」
右手には掲示板があり、そこに様々な種類の紙が貼っている。
また、左手には酒場があり、こんな昼間なのにやはり冒険者というべきか数人酔っ払っているのがいる。様々な奇異の目線や若干嫉妬の目線を向けられる。やっぱりアンリが美少女だからだろうか?
「あ アンリちゃんお帰り。クエストどうだった?あと隣にいるのは誰?彼氏?」
「ちっちっ 違うから。 さっきたまたま迷いの森で会っただけだよー」
「初めまして 私はギルド職員のミノリです。どんなご用件でしょうか?」
やっぱりギルド職員というのは美人、美少女揃いなのだろうか?
これまた街で見かけたら10人中10人が振り返るような美少女で茶髪のショートヘアの女の子だ。何とは言わないが、スレンダーだと思う。
「あーえーっと」
「ちょっと耳貸して」
「あー分かりました。そういうことなら、今から冒険者登録をしますので、こちらへどうぞ」