赤毛の美少女との出会い
気付けばそこは見知らぬ土地だった。
「あれっ? 俺は死んだはずでは?」
周りを見渡すと木々が生い茂る森の中にいた。
少しぼんやりとする頭で色々と思いを巡らせてみた。
するととある可能性が頭に浮かんだ。
「もしかして 異世界転移もの!?」
そうなのだ、実は俺は前世?(日本)ではアニメや漫画好きであり、もともとこういったことを妄想していたりしていたこともあって割とすぐに受け入れることが出来た。
「さて、では定番のあれいってみるか」
「ステータスオープン」
名前 田中 シン
種族 人間
HP 50
MP 30
気力 25
防御力 5
対魔力 5
俊敏性 15
幸運 5
称号 異世界からの転移者(成長スピードUP特大)
スキル 異世界言語 鑑定 体術I ?????
「おー なんだか普通だな。と言うかこのステータスはどうなんだ?基準がわからないな。あと、スキルの?????ってなんだ?」
「パキッ」
「なんだ!?」
「グギャ」
目の前にファンタジーでよくみる例のあいつが片手に棍棒を持ちながらこちらに敵意を向けている。
「まさか、あいつは!(鑑定)」
名前 なし
種族 ゴブリン
HP 100
MP 10
気力 50
防御力 10
対魔力 10
俊敏性 5
幸運 1
称号 なし
スキル 棒術I 体術I
「まじかよ! 俺ってゴブリンよりも弱いのか? かろうじてMPと俊敏性は勝ってるけど、魔法は使えないし、俊敏性が勝っていても他のステータスで負けている時点でタイマンでは不利か!」
「グギャ グギャ」
「もう襲ってきた! どうすればいいんだよ」
「おっと 危ない!!」
日本で普通の生活を送ってたら戦闘なんてゲームでしかしたことないしどうやって戦えばいいんだよ!
「グギャ ギャ ギャ」
「うおっ!」
木の根っこに引っかかってつまずいてしまった。
ゴブリンの振りかぶった棍棒が目前に迫る。
???「危ない!」
ものすごくびっくりした。
目の前であの凶暴なゴブリンが真っ二つになっている。
何が起こったのかよくわからない。
「あなた、大丈夫?」
正面には目を疑うような美少女がそこにいた。
おそらく年齢は同じくらいだろう。髪は真っ赤で肩より少し長めの綺麗なサラサラのロングヘアーおそらく綺麗に毎日手入れをしているのだろう。あと目を引くのは、一際目立つ2つの膨らみ。男ならついつい目で追ってしまうのは仕方がないだろう。あとは、手に持っているいかにも高級感のある真っ赤なロングソードだろうか?
「ああ、結構危なかったけど君のおかげで助かったよ、ありがとう」
「それは全然大丈夫だけど、あなたこの迷いの森にどうしてそんな丸腰でいたの?」
「それは、、、気が付いたらこの森の中にいて。他のことはよく覚えていないんだ」
「まさか! あなた迷い人なの? 実際に会ったのは初めてだわ! 本当に他のことは何も覚えてないの?家族は?友人は?どこ出身?」
「ええっと、、、」
「ごめん、本当に何も覚えてないのね、あのねこの迷いの森にはたびたびあなたのような迷い人と呼ばれる人が現れるの。そしてその迷い人はかならず何か成功を収めると言われているの。まさか、私が実際に迷い人に会うことになるなんてね」
多分それって異世界のことなんだろうな。
けど俺にはラノベとかでよくあるような知識チートもなければ特別なスキルがあるわけでも、前世で武術を極めてるわけでもないしな。はぁこれからどうしよう。前世では特にこれといったこともなく、結局彼女も出来ず終いだし。
「あのー申し訳ないんだけど、とりあえずこの森を出たいんだけどこの森の出方もわからないし、情けない話俺すぐ死んじゃいそうだし、とりあえずこの森を出るまで一緒にいてくれない?後で絶対何かしらの形で恩返しするしさ」
「それは全然いいんだけどさ、あなた森から出てどうするの?行く宛はあるの?」
「うっ」
「もしよかったら私が1人立ちできるまで面倒見てあげようか?」
「そんなの悪いよ!出来たらそうして欲しいけどさ」
「一応私にもメリットはあるのよ。迷い人は成功するって言う噂だしさ、出世払いよ出世払い。何度も言うようだけどどうせ行く宛がないんでしょ?ここは私に甘えておきなさいって」
「あっ ありがとう」
「どういたしまして、さぁこの森をさっさと抜けますか!私も用が済んだことだし」




