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5.進化

レベル上げを初めて2時間くらいが経過しただろうか、太陽の光が差し込み始めたその頃、俺はようやく帰宅した。

帰宅した理由としては3つある。

1つ目に、ほぼ徹夜のような状態でレベル上げをしてしまったことによる疲労困憊のため。

2つ目は、スキル『飢餓』の影響もあるのかもしれないが空腹の限界が近いため。

そして、3つ目、これが一番重要だが、レベルが10に上がった時にステータス画面に出てきたメッセージを確かめるため。


---------------------

種族:ゾンビ(元人間)

名前:神谷優斗

性別:男

年齢:0歳(人間年齢享年25歳)

レベル: 10(最大)

HP:23/118

MP:24/24

攻撃:33

防御:42

魔攻:33

魔防:24

俊敏:15

運 :42

称号:同族殺し

ユニークスキル:蘇生術

スキル:痛覚無効、飢餓 LV.1


☆レベルが最大になりました。進化先を選択してください。

▷グール

▷ゾンビソルジャー

---------------------


(進化とか、もうまんまゲームじゃん。)

どうやらレベルは10が最大らしく、最大レベルになると進化出来るようになるらしい。

外で進化してみても良かったが、初めてのことで何が起こるか分からなかったため安全な場所であろう我が家に帰ってきた。


昨日ぶりに帰ってきた我が家だが、どこか久しぶりに帰ってきた感じがある。

部屋を見渡すと、いつもの光景に少し安心感を覚えた。

一人暮らしで間取りは1kといった小さな部屋だが、就職して3年間もお世話になっている部屋には愛着が湧いている。


では進化を、といきたいところだが正直もう腹が減って死にそうだ。

ケトルで水を沸かし、買いだめしておいたカップ麺に手を伸ばした。


ゾンビの体になっても普通にカップ麺を美味しく感じれるのか少し不安だったが、問題無く美味しく感じられた。

体はボロボロだが味覚は人間のときのままだったようだ。


――――


「ゴぢぞうざマでしダ。」

めちゃくちゃ腹が減っていたためか、ものの五分でカップ麺を食べきったが、1つでは物足りなかったので2つ目にも手を伸ばしてしまった。


(さてと。)

俺はスマホに手を伸ばす。ステータス下に表示されている進化先を再度よく見てみる。


(グールとゾンビソルジャー、名前だけだとどうにもどんなもんかイメージつかないよなぁ。。ん?)

画面をよく見てみると進化先が書かれている文字の左に矢印のような印が付いていることに気が付く。

試しに押してみると、隠れていた部分が展開されて各進化先の説明のような文章が出てきた。


---------------------

▽グール

別名死食鬼とも呼ばれる。称号『同族殺し』を持っているゾンビのみが進化可能な存在。モンスターランクF


▽ゾンビソルジャー

なんらかの理由で武器を使うようになったゾンビが進化できる存在。モンスターランクG

---------------------


(モンスターランク?)

初めてみる言葉に考え込んでしまう。


(FとかGとかってのがランクを表しているとして、どっちのランクが高いのか?ゲームとかだとAに近づくほどランクが上なイメージがあるけどこれも同じなのかな?)


ここで選択を間違えると色々と後悔する気がしたので慎重に選びたい。

(グールの方は書いてある通り同族殺しの称号を持っているため進化先として出てきたんだろうな。ゾンビソルジャーの方はあれか、バットを武器に戦ってたからだな。)


それからも色々とあれこれ思考を巡らせたが、最終的には『グール』を選択した。

ゾンビ系統でそのまま進化するよりは別の種族っぽいのに進化した方が良いだろうと判断した。

なぜなら、この進化に1つの可能性を見出しているからだ。


(このまま進化を繰り返していったら、人間とまではいかなくても、人間みたいな見た目のやつに進化出来るのではないだろうか?)


---------------------

グールに進化しますか?

はい  いいえ

---------------------


スマホの画面に表示される。

俺は迷わず、はい、をタップした。

前回あとがきで☆5が見たいとぼやいたためか、なんと1件だけですが☆5を頂くことが出来ました!しかもいいねまで1件いただくことが出来ました!!本当にありがとうございます!!!

めちゃくちゃ嬉しかったです。評価をしていただけるというだけで凄く意欲が湧いてきます。

これからも皆さんからの☆をお待ちしています!

作者が泣いて喜びますので是非とも、是非とも応援よろしくお願い致します。

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