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232/252

232.脱兎の如く逃げ出したあたしは野郎二人に挟まれる。

「……ふう」


 帝国城でのゴタゴタは一段落。

 あたしは逃げるようにしてお城をあとにしたんだ。

 今はね、その近くの野営地で休みながら、1人で夜風に吹かれてる。


 ウチとこのバカ王子に結婚しようぜ! って言われて、即答で「保留!」って言っちゃって、ショック受けてるバカを置いてあたしと魔獣の長さんたち(フェリス様以外)とジョンとで部屋を出た。

 あとからイノスとハイド、カイル&フェリス様も合流して外へ。



「僕は国に帰るよ。父上に正式に報告しないといけないし、治癒士の手配も早いとこやらないとだから」


「そかそか。ありがとね」



「俺も帰るね。復興用のアイデアを早く形にしたいんだ」


「なんか楽しそうだね。頑張って」



 てな感じで、イノスとハイドはそれぞれタマちゃんとリヴァイさんと一緒に、自国の兵隊さんと合流して帰っていった。

 なんだかんだ長さんとも仲良くなってるみたいで良かったよ。

 あとでサマエルさんとアザゼルさんも一緒に帰ったみたい。


 しばらくして、お兄ちゃん王子と例の王子(バカ)が出てきたけど、目を合わせようとしないあたしにショックを受けた王子(バカ)は盛り上がってる連合軍に担がれてプチ宴の中心に連行されていった。

 お兄ちゃん王子はさすが、うまいこと流しながらそれを楽しそうに眺めてる。

 カイルたちも、適度に騒ぎながらも揉みくちゃにはされないようにしてる。人をまとめ上げる人ってのはそういうスルースキルも必要なのかもね。

 そんなスキルなんてないバカはおっさん兵士たちに絡まれて大変なことになってる。


「ミサ~!」


「ケルちゃん、口じゅう肉汁まみれだよ」


 野営地の端っこでセンチメンタルジャーニーしてるあたしの所に、プチ宴の中心から両手の指の間に肉串をいっぱいに持ったケルちゃんが走ってきた。


「いっぱい食べてるかい?」


「うん! みんなご飯いっぱいくれるんだ!」


「そりゃ良かったね」


 肉串を頬張りながら嬉しそうに話すケルちゃんの口元を拭いてあげる。

 兵士さんたちはケルちゃんたちの正体に何となく気付いてるみたいだった。

 でも、戦場で一緒に戦った姿を、自分たちを守ろうとしてる姿を見てるから、誰もそれについて触れたりしなかった。

 ただその健闘を称えて喜んでくれた。

 ずっと敵対してた魔獣の、しかも長なのに。

 それはホントありがたいよ。


「まったく。ケルベロスは食べ過ぎなのです」


「そーよ。皆の分がなくなっちゃうじゃない」


「えー! 僕だってちょっとは遠慮してるよー!」


 そこにアルちゃんとルーちゃんも合流。

 皆が兵士さんたちのことを、人間のことを考えてくれてるのが嬉しい。


「はー。疲れたわね~」


「ルーちゃん、皆もお疲れ」


 実際、3人とも体張って頑張ってくれたもんね。あたしゃ見てたよ。

 ん? てか、ずっと寝ててそんなに頑張ってないのあたしだけじゃね?

 あかん。こりゃ、こっから挽回してかねば。


「ふぁ~あ。僕もう眠くなっちゃっちゃ~。

 ミカエルがどっか行かなきゃ、転移魔法で今ごろお屋敷のベッドで眠れたのにな~」


 ケルちゃんはあっという間に肉串をたいらげると、眠たそうに大あくびをする。


「しょうがないよ。先生はなんか用事があるみたいだから」


 解散のあと、ミカエル先生とサリエルさんは用があるからってことでどっかに行っちゃった。

 今はサリエルさんだけ戻ってきてカイルたちのとこにいるみたい。


「……」


 アルちゃんは分かってるみたいだね。

 先生たちはきっと、バラキエルさんのとこに行ったんだ。

 きちんと始末をつけるために。


「んにゃ……」


「おやおや」


 ケルちゃんはとうとうオネム限界で、あたしの膝に頭をのせて寝ちゃった。


「私ももう眠いわ」


 ルーちゃんもケルちゃんにならってもう片方の膝に。


「……」


「アルちゃんも、無理しなくていいんだよ」


 アルちゃんもさっきから眠そうにしてるのは分かってる。

 皆を守るために必死に頑張ってくれたんだもんね。


「……ん。ミサ」


「なんだい?」


 アルちゃんはうつらうつらしながら頑張って話そうとしてる。

 あたしはアルちゃんに肩を貸しながら、アルちゃんへの子守唄代わりにその話を聞く。


「ミサは、ミサの好きなようにするといいのです。

 使命とか、お役目とか、そういう流れに流されて、自分の気持ちを……蔑ろにする必要はないのです」


「……アルちゃん」


 アルちゃんは今にも寝ちゃいそうになりながらも、自分の気持ちを伝えようとしてくれてる。


「……だから、ミサはミサのやりたいように……私たちは、何でもついて、いくの、です……」


「……おやすみ」


 そうして、アルちゃんはあたしの肩で眠りについた。


「……ありがとね」


 3人を起こさないように、空いてる手で3人の頭を順に撫でていく。


 あたしの気持ち、か。




「ミサ。こんなところにいたんだ」


「まるで母親だな」


「ジョン。と、カイル?」


 3人が寝たあと、そのままぼうっと皆が盛り上がってるのを眺めてると、ジョンとカイルがやってきた。

 なんか珍しい組み合わせだね。

 あ、ちなみに例のバカ王子は現在、空に打ち上がっております。皆に胴上げされてるみたい。

 時折、『おまえらいい加減にしろ~!』って叫び声と一緒に空に雷鳴が轟いてて、なんだか花火みたいになってる。汚ねえ花火だな、つって。

 あんなんが王様でホントにいいのかね。なぜか半裸だし。


「どうしたんだい? 2人とも」


 2人でこんなとこに来たってのは、あたしを探して来たんだよね?


「まあ、ちょっとね。よっと」


「失礼」


 2人は改まった感じで、あたしを挟むように隣に座る。

 なんならケルちゃんたちを1人ずつ引き受けてくれないかい? ちょっと足が痺れてきたんだけど。


「……ミサ」


「あん?」


「なんでシリウス殿下のプロポーズを保留にしたんだ?」


「……その話かい」


 まあ、タイムリー的にそうだよね。


「ミサはわりと無茶苦茶だけど、気分で理に叶わないことはしないじゃん?」


 んー、ジョンさん。それは褒めてんの? 貶してんの?


「だからこそ不思議でさ。

 殿下との婚約は決まってたんだから、いずれはそうなることは分かってたはずじゃん」


「まあねー」


 まあ、婚約自体は王様の策略で勝手に取り付けられたんだけどね。


「ミサの両親なら、王からの婚約の提案でも断ることはできたんじゃないのか?」


「……」


 あたしやお父様やお母様のことは、魔導天使たちを通してカイルたちにも話が通ってるみたい。もはや隠す必要もないだろうって。

 あっちの世界の知識とかを悪用しようとする人たちでもないからね。

 まあ、ホントに王様とか王太子とかの一部だけだけどね。

 だから、あたしと同じく転生者である両親なら王様の無茶振りにノーを突きつけるぐらい問題ないだろうってことみたい。


「……まあ、そうなんだろうねー」


 でも、もはや完全にこの世界の人間として、地位も立場もあるお父様とお母様にそれをさせるのは正直忍びない……って思いがあるにはある。


「初めは両親の顔を立てるためだったのかもしれないが、途中からは、ミサも婚約を解消しようとは思わなくなったんじゃないか?」


「……鋭い人は嫌いだよ、カイル」


 人の恋バナは大好きだけど、自分のことは苦手なのよね。


「俺には、演習で殿下がミカエル先生からミサを助け出したあたりから、ミサもそんなに悪い気はしてないんじゃないかって思ってたんだけど」


「……そんなふうに見えてたのかい」


 まあ、たしかに見直したってのはあるよね。

 そのぐらいには、アレ(バカ)が国を、民を守るために強くあろうとしてたってことも分かってきてたしね。


「それに、拒否ではなくて保留なんだろう?

 何か、考えたいことでもあったのか?」


「……ホンット、おっそろしい勘してるね、カイルさん」


「その手のことなら任せてくれ」


 カイル、恐ろしい子。


「……あたしは転生者だって話は聞いただろ?」


「うん」


「俺はさっきな」


「それはつまり前世での、前の世界での記憶があるってことなんだよ」


「……ふむ。それで?」


「……あたしはね。今でこそこんな若くて可愛い超絶美少女だけどさ」


「……今は突っ込まないでおこう」


 せんきゅー。


「前の世界ではそこそこ年もとってて。

 んで、結婚してたんだ。

 長年連れ添った旦那がいたんだよ。子供はいなかったけどね。

 まあ、先立たれてからは1人でのんびりやってたけどさ」


「!」


「……そうなのか」


 そう。

 こっちで長く過ごすうちに忘れちゃうこともあったけど、バカ王子との婚約とか結婚とかって話を意識すると、やっぱりあっちでの旦那のことを思い出すんだよね。


「……どんな、人だったんだ?」


 カイルは優しく導くみたいに聞いてくれる。

 だからついついこっちも口を開いちゃう。こりゃモテるわ。


「……いーい男だったよ。

 あたしってば、こんなんじゃん?

 あっちの世界でも、あたしの正義にもとるような輩には黙ってられなくてさ。

 そりゃ、たくさん迷惑もかけたよ。

 それでもあの人は『おまえは間違ってないと思う。おまえはそれでいい』って言ってくれてさ。

 時にはあたしの肩を持って、時には必死に相手に謝って、時には危ないことはダメだって叱ってくれて……いつも、あたしを守ってくれてた」


「カッコいいね」


「良い男だ」


「……そうだね。あたしにはもったいない旦那だったよ」


 ホントに。


「……まだ、その人のことが忘れられないのか?」


「……んー、わかんない」


「……分からない、か」


「精神は肉体の影響を受けるって言うけどさ。

 この身体に転生して、最初の頃は前の世界での記憶をかなり引きずってて……でも、途中からなんか、前世での記憶がずいぶん昔のことのような、あたしじゃない、別の誰かの記憶を覗いてるような気分になってきて、よく分からなくなってきてさ」


 なんか、映画の主人公に思いっきり感情移入してる感覚?


「でもさ、これでも一応さ。前世では生涯の愛を誓ったわけよ。

 この人だけを愛するって決めたのよ。

 ま、その生涯はもう終わってるんだけどさ。

 でも残念なことにその記憶は確かにあたしの中に残ってるのよ。

 永遠の愛を誓った旦那がいるのにさ。いくら転生したからって他の男と結婚とかはどうなんだろって思ってさ。

 改めてプロポーズとかされたら、やっぱりちょっと、考えちゃうよね……」


「なるほどな」


 なんかさ。

 旦那に先立たれてから再婚とかもしようなんて思わなかったから、旦那の記憶がある状態で他の誰かとそういう感じになる想像がつかないんだよね。


「……正直、俺には前世での記憶なんてないから具体的に共感はできないが、今の俺がもしも死んでしまって、記憶を持ったまま転生したとして、フェリスのことを忘れて他の誰かと結婚できるかと言われたらやっぱり難しいかもしれない」


「……そっか。

 あ、でも、カイルには他にも奧さんがいるやん。だから一度にいろんな人を愛することは出来るんじゃないの?」


 皮肉とかじゃなくて、単純にそういう文化なんだし。


「いや、俺の側室たちは立場として救済するためだけのものだ。

 もちろん愛してはいる。

 だが、俺が真に愛しているのはフェリスただ1人だ。

 側室たちとは肉体関係もないし、彼女たちの立場が安定して真に想い合える男が現れたら自由にしてやってるしな。

 愛の形が違うんだ」


「そうだったんだね」


 前は皆平等に愛してるとか、クズみたいなこと言ってたけど、それは照れ隠しみたいなもんだったのかね。

 愛の形、ね。


「……実際、立場的にもミサがシリウス王子との結婚を断るのは難しいかもしれない」


 だよね~。


「だが、俺はお前はそんなことを気にする必要はないと思う」


「へ?」


「俺の立場でこんなことを言ってしまうのは問題かもしれないが、大事なのはミサの気持ちだ。

 俺は愛のない結婚など糞食らえって考えだからな。まあ、政略結婚で側室を抱え込んでる俺が言えた義理じゃないが。

 とにかく、俺はミサの自分の気持ちこそ一番大切にするべきだと思うぞ」


「……そっか。ありがとね、カイル」


「ああ」


 カイルはけっこう熱い人なんだよね。

 情熱的だから愛に対してストレート。

 まあ、その勢いでフェリス様のハートをゲットしたぐらいだもんね。


 ……あたしの気持ち、ね。



「ミサ。俺はさ……」


「ジョン?」


「俺は、ミサのことが好きだったんだ」


「ふぎょぽげ!?」


 どっから声出たあたし!


「でも、それは始めは確かに男女間での好きだったんだけど、ミサのことを知っていくうちに、それがだんだん尊敬とかの好きに変わっていったんだ」


「……うん」


「ほら。俺、騎士の家系じゃん?

 親からも『いつかお前が心から仕えたい、守りたいと思える主君に出会えるだろう』みたいなことを言われててさ。普通、そこは王様だろって思うけど、ウチの親は変わってるからさ。

 俺が本当に仕えたい主君が見つかったら好きにしたらいいって言われててさ」


「……それは、良いご両親だと思うよ」


「そうかなぁ」


 ジョンは照れくさそうに頭をカリカリした。


「で、いつからか思ったんだ。

 俺にとって、ミサがそうなんだって」


「……なんであたし?」


 正直、あたしにそんな仕えたくなるような偉い人オーラなんて皆無だと思うよ?


「ミサは、優しいんだよ」


「そ、そうかね」


 そうでもない気がするけど。とくにあのバカに対しては。


「魔獣なんて人に害なす獰猛な害獣だって思ってた。そんな魔獣に手を伸ばすのが俺は信じられなかった。

 それに、あの恐ろしかったシリウス殿下に歯向かっていった時も、俺の中では考えられな過ぎた。それも、虐げられてた生徒を助けるためで。

 俺は、俺の中の何かが壊された気持ちだったんだ」


 そっか。

 あたしはファーストインプレッションからアレをぶん殴っちゃったからあれだけど、ジョンたちはあのバカの恐怖政治をある程度聞き及んでから入学したんだよね、きっと。


「でも、驚くと同時に、これは危ないなって思った。

 いつか危険な目に遭うんじゃないかって」


 まあ、けっこう遭ってるよね、実際。


「だから、その危険から俺が守りたいって思ったんだ。まあ、最初は男として、だけどさ。

 でも今は、騎士としてミサのことを護りたいと思ってる。

 俺の剣で、ミサの優しさを護りたい。

 ミサが自由に暴れられるように、ミサに及ぶ危険は俺が全部打ち落としてやろうと思う」


「……ジョン」


 そんなふうに思ってくれてたんだね。


「まあ、今回はあんまり役には立てなかったけどさ」


「そんなことないよ」


「でも、もっともっと俺は強くなる!

 もしもミサがシリウス殿下と結婚しないって言うなら、シリウス殿下にさえ剣を向ける!

 それが俺の決意さ!」


「……ありがとね」


「……でもね」


「ん?」


「正直、ミサはもう少しシリウス殿下のことを見てあげてもいいんじゃないかなって思ったりもするんだ」


「……」


「殿下は変わった。

 粗暴で、暴虐で、触れれば斬れる抜き身の刀みたいだったのに、その刀を鞘に納めることを、その刃で人々を守ることを知ったみたいに。

 そして、その刃で一番にミサのことを守ろうとしてる。

 まっすぐに、ミサだけを見てる」


「……」


「……まあ、その……愛することも大事だけど、愛されることも、そんなに悪いことでもない、からさ」


「……あんたが言うと説得力あるね」


 シルバ先輩からの熱烈アピールを受け入れたジョンだからね。


「すぐには愛せなくても、相手の愛を受け入れるまでいかなくても、自分を想ってくれる相手のことをちゃんと見てあげてもいいんじゃないかなって、思うんだよね」


「……そうだね」


 正直、逃げてたのはあるよ。

 前の世界での旦那の記憶を言い訳にして、すこーしだけ認めつつあるあのバカ王子のことを見ることから。


「ああそうだ」


「ん?」


 ジョンとの話が一段落すると、カイルが思い出したように口を開いた。


「ミサの両親も転生者なんだろ?

 つまり、2人にも前世の記憶があるわけだ。

 2人は、にもかかわらず結婚している。

 ここは先達の意見も聞いてみたらいいんじゃないか?

 それこそ、同じ感覚を共有できるという意味では、これ以上ないほどの先輩だろう」


「あ、そっか」

 

 そういやそうだね。

 お父様たちはどうだったんだろう。

 なんとなく、2人とも前世では関わりなんてなかったような気がする。

 いくら同じ世界から来たからって、前世での記憶を持った状態で転生してきて、誰かと結婚しようなんて思えるのかな。

 てか、お父様たちは前世ではどんなんだったんだろ。

 結婚はしてたのかな。

 もししてたなら、こっちで結婚するときにお互いに抵抗はなかったんだろうか。


 帰ったらその辺、根掘り葉掘り聞いてみようかな。


「……ジョン。カイル。いろいろありがとね。

 ちょっと、もっといろいろ考えてみるよ」


「ああ、それがいい」


「うん。俺たちはシリウス殿下よりもミサの味方だからさ」


「そうだな。もし逃げるなら言ってくれ。我が国で暮らせるように手配しよう」


「あ、そしたら俺とシルバ先輩のこともお願いします!」


「もちろんだ!」


「……あんたら、話が不穏すぎるよ」


 でもありがとね。

 その気持ちが嬉しいよ。


 さて、それで肝心のウチとこの王子様は……。



「俺のパンツを返せ~!!」



 ……全裸で空中で放電しとる。



「……カイル。手配よろしく」


「……あ、ああ」


「結局、こういうとこ締まらないのが俺たちだよな~」


 ホントよ。




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