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策謀の勇者  作者: 黒いうさぎ
【異世界】
3/7

【3話】現実

うん。


昼寝から起きたら森の中って事か。


着ているものもジャージなので

昼寝をしていたのは、間違いないだろう。


寝る前に思い出せたのは、

読まずに食べた手紙とカニカマの呪いくらいだ。


そんな事で、

こんなにも寝相が悪くなるものなのだろうか❔


田舎といってもうちの近くには山はない。


あっても雑木林ぐらいだ。


だから今居る場所は

おかしいのだ。


明らかに山奥なのだ。


多分最近のカニカマは

瞬間移動の呪いでもあるんだろう(´・ω・`)


恐ろしい世の中だ。


さて現状を理解❔したところで

周りを見てみる。


見える限り緑林だ。


心に安らぎと

目に癒しを与えてくれる。


「マジかぁー。どこだよ此処。」


周りに有る木を見たが

全くわからない。


そもそも木の種類が詳しくない。


つまり

まっっっっったく現在地が解んない。


とりあえず歩いてみようと思ったが

靴を履いてないを知ってしまう。


何故知ってしまったのか❔


思いっきり小石を踏んでしまった。


足の裏からジワジワと痛みがやってくる。



涙目でそろそろ涙腺が崩壊しかけたその時、


「グルルルル」


後ろから声が聞こえた。







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