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【3話】現実
うん。
昼寝から起きたら森の中って事か。
着ているものもジャージなので
昼寝をしていたのは、間違いないだろう。
寝る前に思い出せたのは、
読まずに食べた手紙とカニカマの呪いくらいだ。
そんな事で、
こんなにも寝相が悪くなるものなのだろうか❔
田舎といってもうちの近くには山はない。
あっても雑木林ぐらいだ。
だから今居る場所は
おかしいのだ。
明らかに山奥なのだ。
多分最近のカニカマは
瞬間移動の呪いでもあるんだろう(´・ω・`)
恐ろしい世の中だ。
さて現状を理解❔したところで
周りを見てみる。
見える限り緑林だ。
心に安らぎと
目に癒しを与えてくれる。
「マジかぁー。どこだよ此処。」
周りに有る木を見たが
全くわからない。
そもそも木の種類が詳しくない。
つまり
まっっっっったく現在地が解んない。
とりあえず歩いてみようと思ったが
靴を履いてないを知ってしまう。
何故知ってしまったのか❔
思いっきり小石を踏んでしまった。
足の裏からジワジワと痛みがやってくる。
涙目でそろそろ涙腺が崩壊しかけたその時、
「グルルルル」
後ろから声が聞こえた。




