【2話】冷静
「キィーキィー」
「ガサガサ ガサガサ」
遠くで音がする。
。。。とりあえず冷静になろう。。。
僕の名前は蒼井空
今年で16歳。
ピチピチの一年生だ。
趣味は、物作り。
工業系の高校で成績は中の中。
部活は帰宅部。
好きな言葉は可もなく、不可もなく。
音楽は最近ナンチャララスベガスが好きだ。
彼女は居ない。
どうやら僕が生まれてから、
恋愛の神様は休業中のようだ。
なんでこんなところにいるのか、
記憶を思い出してみる。
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「んーーー」
カーテンから光が差し込み、眠りずらい。
どうやら夜ではないようだ。
「今何時だ❔」
普段なら、母親に起こされるのだが、
家の中に物音は聞こえない。
どうやら誰も居ないようだ。
「はぁ❔昼過ぎてるじゃん」
ボソッと独り言を言いながら
目を覚ます。
「なんで起こしてくれなかったんだ❔」
ボケーっと目をこすりながら、スマホを見てみると、
今日は日曜日のようだ。
納得(´・ω・`)
親父は山(職場)へ芝刈り(植木職人)に
母さんは川(職場)へ洗濯(クリーニング店パート)に
行ったようだ。
日曜日なのに御苦労様である。
僕はまだ脳が覚醒せず
フラフラと机へ移動する。
とりあえずPCの電源を入れる。
これは日課というか、
癖というか、
現代社会の病気なのかもしれない。
おもむろに、昨日の夜
作っていた図面を見て、
思わず吹き出す。
寝ぼけながら、書いた図面なので
寸法がバラバラだ。
オレハナニヲシテタンダ(´・ω・`)
まー来週期限の課題なので
とりあえず忘れとく。
ネットニュースを見て、
ボーッとしていると、
気になるニュースを見つける。
【本物のコ○キングが海で見つかる】
(´・ω・`)。。。カチッ(クリック)
画像はただのデカイ鯉だった。
(´・ω・`)。。。デスヨネー
ページを戻すとその下に
【16歳行方不明者急増。某国の拉致の疑いあり】
(´・ω・`)。。。カチッ(クリック)
中身の文章を読んで見たが
なんでも都会の子たちが次々に行方不明らしい。
物騒な事だ。
画像は何故かパリピな写真が載っている。
いや、非行に走ってるだけじゃね❔
まーここは田舎だから、
あんまり関係ないと思いたい。
その後もニュースを見ていたが
腹の虫が鳴り出して
昼を過ぎてたのを思いだす。
うむ。余は腹が減ったぞ(´・ω・`)
とりあえず一階の冷蔵庫を漁ってみよう。
部屋を出て
物音がしない
一階に向けて階段を降りる。
どうやら本当に誰もいないようだ。
とりあえずテーブルの上を見るが
何もない。
いや、有ったのは、母さんのメモ書きくらいだ。
シロヤギさんは読まずに食べる(´・ω・`)
きっと何時頃帰るような
内容だったのだろう。
冷蔵庫を開けると、
調理した食べ物は無く、
カニカマぐらいしか見つからない。
。。。飢え死んでしまう(´・ω・`)
カニカマを頬張りながら、
他を探索する。
その様子は他の人が見たら
泥棒か人の家を勝手に荒らす勇者に見えるだろう。
それくらい限界が近かった。
ーーーーーーー3分後ーーーーーーー
「あった」
困った時のカップヌー○ル(シーフード味)
すぐにお湯を入れる。
ーーーーーーー更に3分後ーーーーーーーー
芳醇な匂いがする
ジャンクフードを鬼気迫る様子で
食べる獣がそこにはいた。
「ふー」
どうやらお腹は満たされたらしい。
その後荒らしまくったこの戦場を片付け
部屋に戻る。
お腹が満たされたことにより
今度は眠気が襲ってきたようだ。
まだお昼を少し過ぎたくらいだが
眠気には勝てず、
とりあえず昼寝をする事にした。
(此処までの活動時間は1時間である)
布団に入り、瞼を閉じる。
そういえば、カニカマの残りを、
冷蔵庫に戻したか、記憶に無い。
ふと思ったが、
既に眠気が勝っていたため
深く考えず、
そのまま意識を手放した。
文章構成が幼稚ですが
本当に生暖かい目で見てもらえると
助かります。
誤字脱字、文章の作り方など
御指摘あれば教えてくれると助かります。