9/17
あの人が死んで早10年 画家 昭道 楸瑛
私は以前田舎の港町に存在していた繊維関係の工場で働いていて其処で給料日にある場所に通う事が其の時の自分の日課みたいな物と成ったのだ
だからこそ私は其の時の楽しみの一環として此のパン屋に月一で通って居たのだ
そして此のパンの店の店主とは時々だが自分自身の趣味の川での魚釣りをする事が趣味だった
そうだからこそ釣り仲間としてパン屋の親父さんと話す事が非常に多かったのである・・まあだからこそ私は釣りの最中にその店主と他愛の無い話をし合ったのである
それにしてもパン屋の店主が死んでもう何だかんだ10年の月日が流れる物だねえ・・そう世の中という物は本当に月日が流れるのが早い物だ
私がパン屋の親父さんとは今の画家という仕事を起こして最初の人物画を書く際のモデルに成ってくれたのが今でも私は忘れる事が出来ないだろう




