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学校が教えない社会科・歴史・公民  作者: 学校が教えない社会・歴史・公民
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政治と宗教

今回は少しだけ哲学者な話だ!


それこそ学校では、大学で宗教学か歴史を専攻して自分で研究しない限り分からない事かも知れない


そもそも『宗教』と言う物がその思想の始祖で有る人物は別として、実態としては『宗教団体』と化した時から、高度に『政治的』な色合いが強い物なんだよ


別におじちゃん、『宗教の思想』その物を否定している訳では無いんだよ?


歴史を見ていると『宗教団体』が常に『宗教的な思想』を【人心掌握】に使って、人々を支配する道具にしていた事が非常に多いんだよ


まずは中世におけるキリスト教から



>カタリ派

1000年代の半ばに「ローマ教会」が東方の伝統的教会から分派・独立して「カトリック」を形成していきました。その後、カトリック教会は西欧社会に天上的にも地上的にも君臨していくことになります。

しかしそのカトリック教会の封建制的な教会組織とカトリック至上主義的な教義、何より皇帝権力と争いその権力まで取り込んでいくその「俗化」に疑問を感じる人々もたくさんいました。そうした人々はカトリックとは離反した教えと組織を持つようになります。

それはやがて1500年代にプロテスタント運動となって現れるのですが、それ以前から反カトリックの運動というのは大規模にあったのでした。それらは皇帝勢力と結んでいたカトリック教会に弾圧されて「異端」とされて闇に葬られることになります。

(神々の故郷とその神話・伝承を求めて | 小澤 克彦 岐阜大学・名誉教授様から引用)



この様に時の『皇帝』(権力者)に反抗したり、違う宗派の人達が皇帝と結んで他宗派を弾圧したりと実に政治的な事を繰り返している


では、他の事例を見てみよう



>「十字軍」というと「聖地の奪回のための勇ましい軍隊」というのが通り相場です。この見方は今でも欧米の人々の一般的見解で、日本でもそのようにイメージしている人が大半でしょう。

 しかし、これは「西欧中心の歴史観」に基づくものであるとの反省が20世紀後半になって起きてきて、この十字軍だけではなくすべてにわたって、従来の「欧米からの視点の歴史」を反省するようになりました。

その結果多くの事象に新しい解釈が生まれてきているのですが、この十字軍については従来の解釈がまるきりひっくり返ってしまいました。

つまり「聖なる軍隊」どころか「教皇と皇帝の権力と土地・財産目当て」「アラブ人の虐殺」が目的であったということが明らかになってきてしまったのです。その事情を解説しておきます。

これは、現在の中東紛争の底流にある「中東の西洋観」「西洋の中東観」をつくってしまった悲惨な戦争であり、この問題は現在にまで尾を引いているのでした。

(神々の故郷とその神話・伝承を求めて | 小澤 克彦 岐阜大学・名誉教授様から引用)



と言う風に、非常に不味い事もやらかして居たんだな


特に「教皇と皇帝の権力と土地・財産目当て」「アラブ人の虐殺」と政治的かつ独断的な行動も行って居たんだよ


な?宗教的思想とは真逆の行為だろ?


特にキリスト教では『右の頬を打たれたら、左の頬を差し出しなさい』と言う位に非暴力を訴えている様に思えるのだが、『十字軍』の事例の様な事もやっているんだよ


後の異端審問(魔女狩り)何かもその典型例だな



>キリスト教というのは、「一つの理解、一つの儀礼」にこだわったため、とりわけ「排他的な性格」をもつことになりました。そのため、「異端騒動」は初期時代からありました。

しかし、初期の場合は「宗門からの破門・追放」といったものでした。

それが中世の「カトリック」において、カトリックの教えに則っていないと見られた人々に対する残虐な「拷問・死罪」という、およそイエスの教えとはかけ離れた犯罪的なものとなっていったのでした。

(神々の故郷とその神話・伝承を求めて | 小澤 克彦 岐阜大学・名誉教授様から引用)



『白人優越主義』と言われる人種差別的な考えも、元はと言えば『宗教』が絡んでいた事がこの事からも分かって来るだろ?


第二次世界大戦の開戦の裏側には、人種差別的『白人優越主義』が有った事は否定出来ない事実何だよ?


だからヨーロッパやアメリカの列強諸国は、アジアを植民地化していたのだからね


その歴史的事実が証拠だろう


スペインが南米を侵略した時にも、キリスト教が絡んで居たのは知っている人も居ると思う


その時もキリスト教の宣教師がインカ帝国などの土着宗教を弾圧し、無理矢理改宗させるなどの横暴を働いている


この様に侵略した地域、もしくはこれから侵略しようとしている地域に宣教師を派遣して人心掌握を図り、統治しやすくするなどの事もやっていたんだな


日本にもスペインやポルトガルの宣教師が布教に来ていたのも、日本を侵略する意図から、民間人の人心掌握をしておいて、内部から騒乱を起こさせる狙いが有ったからなんだよ


実際に『島原の乱』が起きているのがその証拠だな!



島原のしまばらのらんは、江戸時代初期に起こった日本の歴史上最大規模の一揆であり、幕末以前では最後の本格的な内戦である。

島原におけるキリスト教再興を目的とした一揆だった。

島原・天草の乱、島原・天草一揆とも呼ばれる。寛永14年10月25日(1637年12月11日)勃発、寛永15年2月28日(1638年4月12日)終結とされている

(wikiより抜粋)



な?歴史を勉強すると、色々と分かって来るだろ?


キリシタン弾圧は、日本の暗部(悪い歴史)とされているけれども、実際はスペインやポルトガルからの侵略を阻止する為に必要な措置だったんだぞ?


明治以降に『特高警察』が作られたのも、その様な外部から持たらされた『危険思想』や『国民の思想的な分断』を阻止する為だった事が分かるよな?


更に仏教にしても、『聖徳太子』が国内を統治しやすくする為に行った『人心掌握』だった事が分かっているし、その後の仏教寺院が朝廷から許された【荘園】を経営して力を付け、時には大和朝廷にも逆らった事が有るのは学校で習った人達も居ると思う


更に室町時代(安土桃山時代)には、『織田信長』に反旗を翻した『延暦寺』が焼き討ちに有っている



比叡山焼き討ち(ひえいざんやきうち)は、元亀2年9月12日(1571年9月30日)に現在の滋賀県大津市の比叡山延暦寺で行われた戦い。

この戦いで織田信長は僧侶、学僧、上人、児童の首をことごとく刎ねたと言われている。

またこの戦いはルイス・フロイスの書簡にも記載されている。一方、近年の発掘調査から、施設の多くはこれ以前に廃絶していた可能性が指摘されている

(wikiより抜粋)



これにしても、延暦寺が織田信長の度重なる通告にも関わらず、織田信長政権に逆らった末の事だから、一概に織田信長を悪者には出来ないとおじちゃんは考えるけどな?


とまぁ長くなってしまったが、政治と宗教は昔から密接な関係に有る


現在でも、『公明党』や『幸福実現党』が宗教団体の政治結社何だよ?


あえてその事に対するコメントは差し控えるけど、歴史的事実を踏まえて『宗教』とは何かを考えて見て欲しいぞ?


では今回の学校が教えない『宗教』の歴史はこれまで!


また読んでくれよな?

どうだったかな?


今回はどちらかと言うと『哲学論』の分野に入ると思う


本文でも触れたけど、おじちゃんは宗教の『思想』その物を否定する気は全くないし、信者を誹謗中傷するつもりはない


ただ、歴史的に起きた事象に対して、宗教やその支持団体が深く関与している事が有ると言う事と、その『思想』はともかく、人身掌握の道具として使う人達や政治家が現実として存在する、又は存在したと言う事何だよ


これは歴史的事実で有って、誹謗中傷では無い


これを『誹謗中傷』だと言うのなら、歴史的考察や研究など出来なく成ってしまう


感の良い人達は今の説明で分かったと思うけど、『ヘイトスピーチ規制』と言うのは、具体的にはこう言う目的が有って語られている事だ!!


いわゆる『嫌韓本』や『嫌韓デモ』における「韓国人は帰れ!!」は、【差別されると言うなら、安心な祖国に帰って欲しい】と言う日本人の願望に過ぎないし、嫌韓本には韓国の風俗や歴史が率直に書いてあるだけだ


それを『ヘイトスピーチが~!!』と言って日本人に言わせないとか、本に書かせないとか言うなら、マトモな議論や研究など出来無くなるだろ?


言い方には勿論気を付けなくてはいけないけれとも、【議論や研究や意見表明】までするな!!と言って居るのが『ヘイトスピーチ規制』をやろうとしている人達何だよ


な?大変危険な【規制】だろ?


物事には必ず裏が有る


何も考えず、又は調べもしないで賛成だの反対だの軽々しくは決められないんだよ?


だから研究や議論が必要だし、おじちゃんの書いている事の様な書物も必要に成るんだよ!


その辺は心に常に置いておこうぜ!!


さて、先日と本日、読者数が爆上げしている!!


読者の皆の拡散も効いてきているんだと思う!!


本当に有り難うな!!


そして新規の読者の方々も是非とも継続して読んでくれると有難いです


今の世界は時代の変わり目に差し掛かり、日本も時代の荒波に揉まれている


その一つがTPPで有り、中国の世界的台頭だったりする


その中で、今後日本がどう有るべきなのか?


また、今まで学校で教わって来た歴史は本当に正しいのか?


これを読んで、是非とも参考にして貰えると嬉しいぞ!!

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