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学校が教えない社会科・歴史・公民  作者: 学校が教えない社会・歴史・公民
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『衣食足りて礼節を知る』偉人【 管仲】

今回は中国の偉人の中から、おじちゃんが尊敬する【管 夷吾(管仲)】を紹介しよう


彼は太古の昔に『資本主義の何たるか』を理解していたと思われる大偉人だ


まずは彼の来歴から



かん 夷吾いごは、中国の春秋時代(紀元前645年没)における斉の政治家である。桓公に仕え、覇者に押し上げた。一般には字の仲がよく知られており、三国時代の『管寧』はその後裔という

(wikiより抜粋)



という風に優れた官僚であった事が分かる


何せ使えた殿を、覇者にまで押し上げた人物何だからね


彼の生涯の中で、特におじちゃんが感心したエピソードを紹介しよう



>鮑叔(親友)の推薦により管仲は桓公(斉の殿様)と面会し、強兵の前に国を富ませることの重要性、そしてそれには民生の安定と規律の徹底が必要だと説き、即日宰相に命じられた。


鮑叔は管仲の下の立場に入り、その補佐に回った。管仲は才を存分に発揮できる場所と右腕を得て、その優れた能力を発揮した。


管仲は内政改革に当たり、周代初期以来の古い制度である公田制を廃止し、斉の領土を21郷に分けた。


物価安定策、斉の地理を利用した塩・漁業による利益などによって農民・漁民層の生活を安定させた。


これらにより民衆は喜んで働き、産業が活性化した。


安定した生活は消費を生み、活発な産業は商人を呼び寄せ、商業も活性化した。


活発な商業は他国から人を呼び、この中から優れた人材を積極的に登用した。


一方で、五戸を一つの単位としてそれぞれの間で監視の義務を負わせたり、不正に対しては厳罰をもってあたった。


これらは高い規律と多くの税収を生んだ。

(wikiより抜粋)




おじちゃんはこの話を『史記』で読んで以来、【管仲】を尊敬しているんだな


彼の行った改革こそ、正に『資本主義経済』の基本中の基本で有り、『経世済民(国民を富ませ、国を発展させる)』の基本中の基本だから何だよ


今の日本政府は完全に見誤っているけどな?


消費税増税で国民からの購買力を奪ったら、景気回復何てする訳が無い


こんな昔の政治家が理解している事を、分からないとは情けない


因みに彼は『税金を減税した』にも関わらず、税収を爆上げしたんだよ?


上のエピソードには書いていないが、『史記』にはキチンと書かれている


な?歴史を勉強するのがいかに大事か分かるだろ?


彼の経済改革によって【斉】は当時の中国大陸の覇権国に成ったんだよ


軍隊を強化するにも、その軍隊のやる気を高めるにしても、『景気』が良くて国力が高く無ければ全く意味が無い


その基本中の基本の事を、中国文明の初期の偉人が理解して居たという事何だよ


更にこんなエピソードが有る



>国内を整備した桓公は魯に攻め込み、領土を奪った。講和条約の調印の際、魯の将軍曹沫は自らの敗戦を償おうと、桓公の首に匕首を突きつけて奪った領土を返還する事を要求した。


やむなく桓公はそれに応じたが、斉へ帰った後に「脅迫された盟約など守る必要はない。今一度魯を攻め、曹沫の首を取ってくれよう」と言った。


しかし管仲は※「たとえ脅迫の結果であろうとも、一度約束した事を破って諸侯の信望を失ってはいけません」と諌め、領地を返させた。


これ以降、桓公の約束は諸侯の間で信頼を持って迎えられ、小国の君主達は桓公を頼みにするようになふった。


これらの政策によって増大した国力と信頼を背景に、桓公は覇者への道を歩む。


周王室内部の紛争を治め、北上してくる楚を討って周への忠誠を誓わせ、小国を盟下においた。


この功績により桓公は、周王室から方伯(周を中心とした四方のうち東を管轄する諸侯の事)に任じられた。

(wikiより抜粋)



な?凄い人物だろ?


自分が使える殿に向かって堂々と正論を語り、それを実行させた上、周りの諸侯の信頼を勝ち得たんだよ


今の中国とはエライ違いだな(笑)


嘘八百を平気て語り、当然の様に約束も破るからな


信用されないのが当たり前だよな?


今の中国共産党もちっとも歴史に学んでいないのが良く分かる


更にこんなエピソードも



>桓公

は度々傲慢に傾き、周王朝を蔑ろにしようとするが、管仲はその度毎に諌め、桓公も自らの意に逆らうことであってもその言を受け入れた。


曹沫の件や※『燕斉の国境の不利な変更』についても、自分では嫌だと思いながらも管仲の言に従った。

(wikiより抜粋)



この※印の『燕斉の国境の不利な変更』はこんな話だ


ある日桓公が【燕】を訪れた、その帰り道【燕】の殿様が国境を超えて見送りに来てしまったんだな


それを見た管仲が桓公に、他国の王が無許可で国境を超えてしまった場合、その超えた所までが国境線に成ると桓公に訴え、【燕】と【斉】の国境線を見送りに来た位置に変えてしまったんだな


当時の中国では当たり前の規則だったんだけど、勿論今後の事も考えて桓公は嫌がったんだけど、管仲が『規則は厳密に守らないと諸侯の信頼が得られないし、度量の大きさを示せば皆が信用してくれる』と説得したんだな


管仲は誠に卓越した人物だとおじちゃんは思うんだ


今の日本に生まれ変わらせたい位だよ


本当に


まぁ、『竹島』や『尖閣諸島』は話が違うけどな


これらは『侵略行為』な訳だから、度量の大きさ云々の話では無い


この様に素晴らしい偉人で有った管仲が、彼の編纂した『管子』の中でこんな言葉を残している



>後世に管仲の著書とされている『管子』の中の言葉として「倉廩満ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る。」の言葉がある。まず民生の安定があってこそ政治が行えるという考え

(wikiより抜粋)



おじちゃんが大好きな言葉だ!!


今風に略すと『衣食足りて礼節を知る』となる


つまり超簡単に訳すと『景気が良くないと人心が乱れるよ』と言う意味も含まれている


その通りだよな


景気が悪いと犯罪が増えるのは万国共通だろ?


日本だって例外じゃない


な?2千年以上前の政治家がそこ迄世の中を理解していた事に驚嘆するしかない


更に管仲は、多大な功績を上げたのに、アッサリ出世を断っている



>桓公の命令で周王室の内紛を鎮めた時に、喜んだ周の襄王は管仲を賞して上卿にしようとしたが、管仲は「私は陪臣でしかないので、そのような待遇は受けられません」とあくまで固辞した

(wikiより抜粋)




要するに『自分は【斉】の官僚でしかないから、殿様に成る様な器では無い』と言う事だな


凄すぎるぞ管仲!!


彼こそ尊敬に値する偉人と言える人物だとおじちゃんは思うんだ


本当に今の日本に生まれ変わって欲しい人物だ!!



では、今回の学校が教えない歴史『管仲』はこれまで!


歴史には色んな偉人が沢山いらっしゃるから面白いぞ!!


また読んでくれよな?

どうだったかな?


二千年以上も前の中国に存在した政治家(官僚)が、今の資本主義経済の基本中の基本を理解し、的確に実行して経済状態を爆上げしたんだよ?


歴史を多少なりとも学んでいれば、こう言う所にも幾らでも現代の問題に対処するヒントが有るんだよ


だから、歴史を学ぶのはとても大事だし、歴史を学ぶ事によって現在の問題を考えたり出来る様に成るんだよ


学校で歴史を教えるのはそう言う意味合いも有る


従って今の日本の様に、学校教育でデタラメな歴史を教えられると、自分から疑問に思って調べない限り、大人になってもそのまま誤った歴史認識で現在の物事を判断してしまう


逆に言えば、日本をダメにしたい人達にとっては、学校教育でデタラメな歴史を教える事が、実に効率よく日本人の思想を『洗脳』していく道具に成るんだよ


だからおじちゃんは、こう言う活動を始めて、間違った歴史認識のままで君達に大人に成って欲しくないからやっているんだよ


何故中国や韓国が仕切りに『歴史認識』を自分達に合わせろ合わせろと言っているのか?


孫氏の兵法でも解説した通り、日本をダメにしたいから何だよ?


つまり中国・韓国より、日本が下だと日本人に『永遠』に思わせたいら何だよ?


そして左翼系の人達は、やたらと中国・韓国におもねったり、中国・韓国の主張を後押ししている・・・


その事を踏まえて良く考えて見て欲しいぞ?



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