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1分で読める【超短編】解説「走行距離税の無謀」
現在、EV等の普及を見据え、揮発油税に変わる財源として、「走行距離税」の議論が進められております。
アメリカや、一部の欧州諸国で導入されておりますが、基本的には最悪の税制だと思います。
応益負担の原則として、公平性を根拠にしておりますが、全く公平であるとは言えません。
それは、公共交通機関や運輸業界に、壊滅的な税負担が課せられるからですね。
毎日、かなりの走行距離を運行するこれらの企業は、税負担が増えれば、当然運賃を上げざるを得ませんので、製造業等へのコスト増にも直結しますし、何よりも公共交通機関離れやマイカー離れが進んで、自動車製造業への悪影響も甚大となります。
走行距離税は、「悪魔の税制」だと言う事をご理解くださいませ。




