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学校が教えない社会科・歴史・公民  作者: 学校が教えない社会・歴史・公民
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【令和学問のすすめ】そもそも株投資(NISA含む)するには、余剰な可処分所得が必要な訳を解説!!

福沢諭吉【格言集】より


「世の中で一番悲しいことは、うそをつくことです。」


「世の中で一番尊いことは、人のために奉仕し、決して恩にきせないことです。」


田中角栄【格言集】より


「自分の物差しばかりでものを云っちゃいかんということだ。世の中には、人の為に働かないで、文句ばかり言う横着な人間が少なくない。こういうのはダメだ。使いものにならない。」


「国の方向を示すのが政治家の役目だ。それが出来なければ役人以下だ。」


「約束したら、必ず果たせ。できない約束はするな。ヘビの生殺しはするな。借りた金は忘れるな。貸した金は忘れろ。」




何やら、株投資に熱心に布教する人達が、ブログでもYOUTUBEでもそこそこ居るのだが、そもそも株投資をするには(原資)が必要で、損失の事も考慮すると、高配当の株に投資するには、それなりの原資が必要に成る事を無視している解説者が少なくない。


そもそも低賃金や低年金で消費性向が高い(生活費で収入の殆どを使う)人達(家族)は、生活費でかつかつで貯金も無いのに、どうやって配当の高い株に投資するのかと?


株投資で成功できる人は、大概が(生業)や高年金所得で、可処分所得が多い人のみだ。

株配当のみで投資を回すには、相当なスキルや時間的な拘束(金持ちでAI使える人は別)を使って、投資ではなく投機をする人達になる。


つまり、何が言いたいかといえば、そもそも低所得の人達は、借金でもしない限りは、配当の高い株など買えないと言う事。


ちなみに、高配当株と言えばトヨタ自動車だが、一株3365円で、購入できる最小単位が100株だから、最小購入価格は33万6500円になる。


そして、配当金が2023年時点で1株60円だから、100株で6000円になる。(

税引き後4782円)


配当利回りは約2%だから、銀行預金よりはかなりの高利回りとなる。


でだ、年金が厚生年金で月15万円程度の人に、どうやって買えと?


配当金の支払日は「5月下旬」と「11月下旬」の年2回。


借金して買っても、336500円を5年(60回払い)で借りても、月々6000円程度の支払いに成るから、儲けは出ないどころか大赤字だ!!


これでわかったろ?


そもそも投機(株や土地などの、資産の売り買いで儲ける)ではなく投資(株の配当金で儲ける)だとしても、生活費を差し引いた可処分所得が十分に無い個人や家庭では、投資など無理ゲ~なのだよ。


まぁ、投機なら、借金で土地を買っても、上手く儲けが出れば稼げ無くはない。


つまり、借りた金よりも不動産の売却益が高ければ、儲けが確定するからだな。


だから、近年では中国の不動産バブルで、低所得者まで借金してまで、こぞって不動産投機をしていたのだ!!


これは、バブル期の日本でも同じだったのだが、日本の場合は「借金=良くない物」と言う意識が国民の中に高かったし、日本の低所得者層や中間層は堅実だから、不動産バブルに踊らされる人が少なく、個人レベルでの不良債権問題はあまり起きなかった。


アメリカでは、この「個人の不良債権問題」による影響でリーマンショックが発生した訳だが、アメリカ政府がキチンと財政支出をして景気の下支えを行ったので、日本よりも影響が少なくて済んだのだよ。


不動産関係の(投資)ならば、アパートなりの賃貸物件を建てて、家賃収入で稼ぐのが一般的だな。


それにしても、原資が無ければ意味がない。


そもそも、10円だろうが100円だろうが、投資できる人はそれなりに勝ち組で、そもそも10円や100円のNISAの配当なんて、何の足しにもなりゃしない(泣)


増えても、一円かそれ未満だろ(泣)


NISAも、基本的には「勝ち組の・勝ち組による・勝ち組の為の(節税対策)」が本来の目的だろう。

ふるさと納税が、基本的には「通販付節税対策」なのと同じだ(自民党片山さつき謹製)。


個人的には嫌いだが、堀江隆文が「生業(本業)で稼いで投資で増やす」と言うのは、投資家としては実に理にかなった方法論なのだよ。

投資による、損失も考えるとね。


だから、新自由主義者で有ろうが、人物的に「あれ」であろうが、堀江隆文には(起業家・投資家)として人気が集まる訳なのだよ。


なので、仮に、安倍内閣や岸田内閣の様に、国民に投資を積極的に促したいのならば、そもそもの国民全体の所得の向上や格差の是正、低年金者の救済などが必要な事になる。


その肝心な事を「華麗にスルー」して、「投資や投機で稼げ!!」と言う無責任な解説者(堀江隆文含む)が多いのは、非常に嘆かわしい事だと作者は思う。


単純に、投資や投機が活発なアメリカや、近年の日本で格差の拡大が広がっているのは、こうした「富裕層の・富裕層による・富裕層の為の税制や政策」が実行されているからこそなのだよ。


だって、投機や投資は、「生活費を差し引いた可処分所得の多寡」で、出来る・出来ないが決まるからだな。


考えても見て欲しい?


貧乏な売れない芸能人が、投資や投機で儲けたとか聴いた事があるかな?


投資や投機で儲けたとか言ってる芸能人は、大概売れっ子の人達だろ?


で、古い話だが、千昌夫の様に売れてた時代の収入で、不動産投機や株で儲けていても、失敗して何億円も借金を抱えたなどと言う芸能人も少なくない訳だよ。


つまり、投資ローリスク投機ハイリスクは、基本的には【ギャンブル】と同じなのだ!!


まぁ、千昌夫さんは、後に借金は芸能活動で全額返済したそうだけどね。


つまり、生業で稼げない人は、基本的には投資や投機には向かないのだよ。


この事を、本来ならばもっと解説すべきなのだがねぇ・・・。






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