【令和学問のすすめ】ヨーロッパの鉄道事情から見る新自由主義の国家破壊
【ヘンリー・フォード】
・1863年7月30日 – 1947年4月7日、アメリカ合衆国ミシガン州 ディアボーン出身
・アメリカ合衆国の企業家、自動車会社フォード・モーターの創設者
「努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。
多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する。」
~ヘンリー・フォード~
「見返りを期待しなくなったとき、倍の報酬がやってくる。」
~ヘンリー・フォード~
「ほとんどの人が、成功とは手に入れるものだと考えています。
でも本当のところ、成功とは与えることなのです。」
~ヘンリー・フォード~
「実業家が目指す所は一つ:高品質、低価格、高賃金だ。」
~ヘンリー・フォード~
※(小泉進次郎&河野太郎に一億回聞かせたい名言)
「(大不況を解雇なしで乗り切ったときの発言)私はいままでどんな人でも採用してきたし、一度採った者は絶対に解雇しない主義でやってきた。
車をつくるのではなく人間をつくるつもりなのだ。
解雇は絶対にしない。」
~ヘンリー・フォード~
さて、鉄道マニアなら知っているかも知れないのだが、近年ではイギリスやドイツやイタリアと言う、つい最近まで「自国で鉄道車両を生産していた国」が、日本の鉄道車両メーカー製の車両を使用している。
特に「ハイブリッド車両(ディーゼル&電気)」においてだ!
つまり、自国生産の鉄道車両よりも、日本製の鉄道車両の方が、高品質・低価格と言う事なのだろう。
ちなみにイギリスでは、通称「ジャベリン」と言う名の、日立製の「高速鉄道車両」が運用され、好評を得ている。
この車両もハイブリッド駆動で、何と!日立がイギリスに車両工場を建てて生産し、更に車両メンテナンスも請け負うと言う有様だ!!
ドイツやイタリアは、通称「ブルース」と言うハイブリッド車両を、日立が「日立レールイタリア」と言う会社を設立して、工場を建てて製造して、これまた好評を得ている。
無論、「点検整備」も【日立レールイタリア】社が受け持つ。
イギリスでは、鉄道車両メーカーは20社。
ドイツでは、鉄道車両メーカーは24社。
イタリアでは、鉄道車両メーカーは6社。
と、鉄道車両を自国生産出来る国々なのだ。
ちなみに、ドイツでは自国生産のICEと言う高速鉄道が走っている。
イギリスもドイツもイタリアも、まごう事無くG7(先進七カ国)の先進国なのだが、揃いもそろってハイブリッド駆動の鉄道車両は作れて居ない・・・。
これこそが「新自由主義」による、「コスト至上主義による車両研究費の削減から、ハイブリッドシステムの開発が思うように出来なかった」証拠なのだ!!
つまり、自国内でのハイブリッド駆動の鉄道車両の供給能力を、失ってしまって輸入や外資に頼らざるを得なくなってしまったと言う訳なのだよ。
国内に「20社」も鉄道車両メーカーが有りながら、情けない事この上ないだろ?
まぁ、日本も、「コロナウイルス騒ぎで、国内でマスクが作れなかった」、「コロナワクチンや治療薬を製造できなかった(これは、アメリカの策略)」ので、他国の事は言えないが・・・。
ちなみに。イギリスの「ジャベリン」にはこんなエピソードがある。
≻【 ユーロスター(TGV)を救った日本製新幹線Javelin trains】
ヨーロッパを襲った大寒波の中、ユーロスターはドーバー海峡をつなぐユーロトンネル内で故障し立ち往生、乗客500名が最大16時間もトンネル内に閉じ込められるトラブルに見舞われた。
故障の原因は、冷たいフランス国内を走ってきた列車が暖かい海峡トンネル内に入って結露した水分で電気系統が故障というものであり、救出に向かった後続の列車も同様に次々と故障し、最大六本の列車がトンネル内で立ち往生してしまった。
翌日、暫定対策したユーロスターの試運転列車を入れても同じ結果となり、3日以上も不通となる異常事態に。
クリスマス休暇には何とか間に合わせたいTGV運営会社。
そんな窮地を救ったのが12月13日に開通して間もない日本製新幹線型電車(Javelin trains)であった。
Javelin trainsは結露にショートすることもなく、何事も無かったかのように走行し、トンネル内で立ち往生していた列車を救出してのけた。
しかしこのJavelin trains、欧州人には評判がイマイチだったようで4ヶ月後に縮小運転されてしまうことに・・・
ところが、翌年2010年12月にも大寒波が到来!
去年に引き続き交通網が大混乱。(笑)
「またかよ!鉄道会社は学習しねー!」と怒る乗客たち。
そんな中、Javelin trainsだけは黙々と安定した走行を続け、唯一ダイヤ通りに運行した。
このJavelin trainsは日立製でした。
(Jyaian's Cafe)
https://minkara.carview.co.jp/userid/1294568/blog/31427596/
とまぁ、海外(途上国・新興国)では、高速鉄道誘致で競い合っているTGVが、寒波で動けないと言う、情けない姿を晒している。
少なくとも北欧では、TGVは使えない事が明らかになったw
まぁ、完成度や品質は兎も角、少なくとも鉄道車両を国内で生産、自給しようとする「中国」「韓国」の方が、まだ国家としては「正しいあり方」だと言える。
なにせ、外資や輸入頼りでは、「何か不測の事態が起きたら、供給源が立たれる恐れがある」からだな。
その証拠は、「日本のコロナ問題でのマスク騒ぎ」で明らかだろう。
この様に、新自由主義は、世界の先進国をも破壊し続けている・・・。
「新自由主義」が、如何に間違った経済論で有るかは、明々白々だろう。




