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学校が教えない社会科・歴史・公民  作者: 学校が教えない社会・歴史・公民
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2025年の経済予想?!来年は景気が悪そう?

さて、今年もいよいよ12月。

年の瀬を迎えるにあたって、珍しく来年の景気「予想」をして見ようと思う。


来年就職活動を行う「高卒・大卒」の新卒者にとっても、無視できない話題であろう。

ちなみに、2025年度の有効求人倍率は1.75倍と、少子化と高齢化による定年退職者の増加により、堅調に推移しているので安心して欲しい。


さて、今年も国内景気は最悪だった。

何せ、2024年度上半期(4-9月)の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は5,095件(前年同期比17.8%増)で、3年連続の増加となり、10年ぶりに5,000件台に乗ってしまっている!


中には「株価が過去最高額w」とか「デフレ脱却」とか言っていたが、この倒産件数から見ても、「株価が実体経済とは関係ない」事が明らかだろう。


今年は「過去最高の株価」と「史上最悪の株価暴落」が同時に起きたが、これは、日本の株式市場が、外国人投資家や金融機関による投資行動に影響を受けている証拠であろう。


何せ円安になると「日本の株価市場が割安になる」ので、外国人投資家や外資金融機関(主にアメリカ)が、日本株を大量に売り買いする為だ。


今年は円安だったからね。


更に付け加えると、大暴落と最高額更新が同じ年に起きている事こそが、「株式投資が単なるギャンブルに過ぎない」何よりの証拠であろう。


よく、パチンコや競馬を「投資」と言う、頭が残念な人達が居るが、株投資が「ギャンブルでは無い」と言い張る輩も、こやつ等と同類であろうw

現実に起きている事象が、「株式投資は単なるギャンブルである」事を、如実に証明している。


今年のGDPデフレーターが108なので、新興国やアメリカやヨーロッパ等への輸出が好調だったのだろう。

何せ国内景気は、倒産件数が増加しているし、国内の需給ギャップが第一四半期(4~6月)で、マイナス0.6%だった事を踏まえると、どう考えても「外需によるGDPの押し上げ」であろう。


つまりは、2024年の国内景気は「最悪だった」と言う事になる。


「何処がデフレ脱却したのかと?」小一時間だよな?


何せ、インフレ率が上がっているのは、「輸入物価の高騰によるコストプッシュインフレ」に過ぎない。


ちなみに、原油価格は、2016年で平均42$だったものが、2024年では平均80$と、何と二倍に高騰している!!


穀物価格も、2016年には、米396$・小麦166$・とうもろこし159$だったものが、2024年には米602$・小麦271$・とうもろこし188$と高騰している。


無論、穀物価格は「家畜の飼料用」も含まれるので、たまごや肉類などの値上がりが続くのだ!


当然だが、今まで解説して来た通り、原油価格が上がれば、電気料金や物流コストが上昇するので、全ての産業や生活費が上がってしまう。


「火力発電は石炭が多いw」とか言うおめでたい人も多いが、重油火力も原発停止で稼動し続けているので、当然、電気料金に反映されてしまう。


現に、電気料金は高騰し続けているし、その影響による【波及効果】で、物価が上昇し続けているだろ?


ちなみに、2024年度9月期の実質賃金は、全年同月比で0.1%減少で、二ヶ月連続の下落。

賃金の上昇が、物価高に「全く追いつかない」有様なのだ。

繰り返すが「何処がデフレ脱却なの?」と。


でだ、来年度(2025年)の国内景気予測なのだが、大手の金融各社も「下落傾向が続く」と予想しているし、作者もそう考えている。


ウクライナ紛争が未だに解決のめどが立たないし、アメリカやヨーロッパも景気後退の傾向が続いている。


おまけに中国は、「史上最大の景気後退に直面する」可能性が高まって来た!!

手の施しようが無い「不動産バブルの崩壊」、完璧に赤字の「公共交通インフラ(新幹線・リニア)」、「リーマンショック以上のサブプライムローン(不良債権)問題」などなど、景気が良くなる見通しは無い。


しかも、中国の大卒の就職率が56.9%と壊滅的な状況。

今更、中国に進出する企業はどうかしている・・・。

まぁ、人件費はまた下がるかも知れないが?


当然、新興国の景気も、世界経済の衰退による影響で輸出が減るだろうし、中国経済と関係が深い、ドイツやフランスも内需を拡大しないと、中国の景気後退に引きずられて落ち目になるだろう。


これらの影響から、円高ドル安に来年は移行すると思われ、株価の値動きで一喜一憂していたギャンブラー達は、来年は何かと損失を出す可能性が高い。

特にアメリカ系の投資家や投資ファンドが、日本株から引くと考えられるからだな。


まぁ、あくまでも色々なデータや経済予測から、作者が考えた「予想」に過ぎないので、当たるも八卦・あたらぬも八卦だw


出来得れば、来年の日本の国内景気は、各種減税等が行われて回復し、世界経済を引っ張る原動力に返り咲ければと、願う限りだ・・・。

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