華夷思想
さて、中国と日本は歴史的に見て仲が良かった(友好国)だった事は、厳密に言うと一度も無い
『遣唐使』や『遣隋使』の時代はあたかも友好国だったかの様に教えられたかも知れないけど、それは中国が日本を 朝貢国(貢物を持ってくる弱小国)としておおらかに扱っていただけに過ぎず、とても友好関係だったとは言えない訳だな
実際倭国(当時の日本)は魏志倭人伝(三国志に出てくる【魏】が記した歴史書)にある通り、当時の【魏】国に国内の内戦から邪馬台国を守る為に
朝貢していたのだから仕方が無い
それに当時から中国人【魏】の人達が倭人(日本人)を小馬鹿にしていた証拠に、まだ漢字が無かった倭国の王『ひみこ』に対して『卑弥呼』(卑しい奴(弥)と呼ぶ)と当て字をしている所から推察出来る
『卑弥呼』とは、そう言う意味が含まれて居るんだよ
さて、中国人は思想的に華夷思想と言う物を持っている
昔の中国皇帝や学者等の特権階級のみが持っていた思想だ
どんな考え方を見てみよう
中華思想は、中国が宇宙の中心であり、その文化・思想が神聖なものであると自負する考え方で、漢民族が古くからもち続けた自民族中心主義の思想であり美称である。漢民族とは異なる周辺の辺境の異民族を文化程度の低い禽獣であるとして卑しむことから華夷思想とも称す。また夏、華夏、中国とも同義である。
中国語では中国中心主義(簡体字: 中国中心主义、英語ではsinocentrism ともよばれ、また「華夷」については中国では「華夷之辨」(英語で Hua-Yi distinction) とよぶ。
(wikiより抜粋)
要するに『選民思想』だな
自分達が一番優れていて、他の国の人間は動物以下だと考えるとても愚劣な思想だ
これは後に第二次世界大戦時の(ナチスドイツ)にも言えた事だ
もう少し詳しくこの考え方の内容を見てみよう
中国人の考える中華思想では、「自分たちが世界の中心であり、離れたところの人間は愚かで服も着用しなかったり獣の皮だったりし、秩序もない」ということから、四方の異民族について四夷という蔑称を付けた。
東夷 - 古代は漠然と中国大陸沿岸部、後には日本・朝鮮などの東方諸国。貉の同類。
西戎 - 所謂西域と呼ばれた諸国など。羊を放牧する人で、人と羊の同類。春秋戦国時代は秦王朝をこれに当てた。(蘇軾「夷狄論」)
北狄 - 匈奴・鮮卑・契丹・蒙古などの北方諸国。犬の同類。
南蛮 - 東南アジア諸国や南方から渡航してきた西洋人など。虫の同類。
とまぁ酷いもんだ
確かに古代中国はアジア諸国の中では経済的にも国力的にも最大の国家だったから、思い上がるのも無理は無いかも知れない
だから、古代から今現在に至るまで、中国は日本を『東夷』としてさげすんで来たんだな
経済や軍事的に、再び力を付けて来た現代なら尚更だな
ただし、日本が『明治維新』により『大政奉還』を果たし、文明開化に成功して近代国家と成り、日清戦争や日露戦争に勝利した頃は、唯一友好的に振る舞っていたな
友好的に見せていただけだったんだけどな
実際その後支那事変(日中戦争)において、見事に日本で留学とか資金援助でお世話した中国人達に裏切られた訳だから
こうした歴史的背景を見ても、日本と中国は本来の意味で『友好国』になれるかどうかは微妙だ
指導者層が、古代から今現在になっても『華夷思想』のままだからだ
民間はわらないが、少なくても国家間同士では、難しいだろうな?
中国人は昔から戦略思想にたけて居るから、『孫氏の兵法』の考え方の様に迂闊に信用しては成らない人達である事は心に止めておくべきたろうな・・・
では、今回の学校が教えない歴史はこれまで!
また読んでくれよな?
どうだったかな?
ここ2日ほど中国の歴史を扱っているけど、今日本にとって一番厄介な隣国が中国だから何だよ
しかも、中国の思想的バックボーンがどこにあるのかを知ってもらいたいから、続けて書いてみた
『孫氏の兵法』は中国の外交姿勢を
今回の『華夷思想』は中国の他国に対する考え方を知る事が出来たと思う
勿論これは中国政府の考え方だから、中国人民が全てこう言う事を考えて行動している訳では無いけど、アメリカや日本などで『反日活動』している自称『市民団体』はその限りでは無いからな?
一般的な中国人民といわゆる『プロ市民団体』は区別して考えて欲しいぞ?