表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学校が教えない社会科・歴史・公民  作者: 学校が教えない社会・歴史・公民
520/601

【令和学問のすすめ】デフレ脱去?ご冗談を(笑)

福沢諭吉【格言集】より


「政治は悪さ加減の選択である。」



渋沢栄一【格言集】より


「意志ばかり強固にするのも考えものだ。」


「管理職(官僚)ばかり増えても、会社(国)は発展しない。」


「事務職(官僚)にはどのような性格の人が最も適任かと問われたら、私は常識が完全に発達した人と答えるだろう。」



さて、あいも変わらす不景気な日本なのだが、自民党信者(特に安倍信者)や新自由主義者(自己責任論者)は、『インフレ率が上がったから、デフレ脱去した!アベノミクス大勝利!!』とか、なかなかに心底心配に成る様な発言をしているが、まぁ、殆どの一般市民は、『物価だげ上がって給料増えて無い』と言う状態であろうな?


現実に今年1月時点では、世間はこんな事に成っている。



>【スーパー、特売増える ビール・食用油…食品3割で 1月、節約志向強く】


スーパーで食品の特売が増えてきた。1月は主要な食品156品目のうち3割で販売数量に占める特売の割合が前年同月を上回った。物価上昇で販売数量が減った品目も多く消費者の節約志向が強まっている。スーパーではプライベートブランド(PB)商品を中心に値下げする動きも出ている。

(日本経済新聞)


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78404290R10C24A2MM8000/



一時は、イオンやセブン-イレブン等のプライベートブランド食品などは、輸入物価高騰によるコストアップや輸送コストアップで、値上がりを続けて居たのだが、とうとう売れ行きが鈍化し、セールで特売せざるを得ない状態に陥っている。


何処が『デフレ脱去』なのだろうか?


しかも、特売日を増やしている有様。


つまり、生活必需品である食品ですら、一般市民は節約を始めているのだ。


以前にも解説した通り、日本企業の7割は中小零細企業だ。


何かと言えば、大企業や中小企業(大手中小企業)の様な、東証一部上場会社の株価が過去最高だの、此等の企業が何%賃上げしただのメディアは取り上げるが、実態は日本企業の7割を占める中小零細企業の殆どが、賃上げ出来ていない事を意味している。


仮に賃上げを出来ていたとしても、輸入物価高騰によるコストプッシユインフレに、対応出来る程の賃上げ幅では無いと言う事になる。


それで無くとも、自民党政権が主に始めた『社会保険料の毎年の値上げ』。


作者含め、心ある識者が猛反対したにも関わらず、強行された2度の消費税増税。


此等の『国民から所得を奪う』政策により、日本の景気は『主に輸出関連企業』を省いて、不景気のどん底へと導かれた。


これを、ほんの一部の大企業に正規入社出来た幸運な人達だけを見て、低所得者である事を自己責任にするのなら、政治家も官僚も必要無いのだ!!


つまり、『国家政府の体をなしていない』と言える。


これも度々解説して来たが、『物価があがれば、小売業者は消費税を負担したくないので、消費者に消費税を負担させる為に、消費税を増税する』のだ。


セールで値引きしている分は、プライベートブランドなら、製造元に値引き分のコストを負担させているのが殆どだ。


つまり、『消費税は必ず物価上昇圧力になるので、消費を冷やす効果が有る』のだ。


しかも、今の輸入物価高騰による物価高でも、物価が上がった分だけ、消費者も必ず上がるので、過去最高の税収などと言う、輸入物価高騰による不景気の時にはあり得ない事が起こり、更にはそれを喜ぶ頭の気の毒な人達が現れるのだ。


さて、絶賛不景気かつ、輸入物価高騰によるインフレで、【消費税の逆累進性】が高まり、貧富の差が拡大し続けている訳だが、流石『パー券問題でも、脱税してすっとボケる自民党』だけあって、こんな『頭の大変気の毒』な事をのたまっている(呆)



>【政府「デフレ脱却」表明を検討 賃上げや物価見極め判断】


 政府が物価の上昇傾向を受け「デフレ脱却」を表明する検討に入ったことが2日、複数の関係者への取材で分かった。今春闘で物価高に見合う賃上げが実現するかどうかや物価の見通しなどを見極めて判断する。政府は日本経済がデフレにあるとの見解を2001年に初めて示しており、脱却を表明すれば、23年にわたり安定成長を妨げてきた足かせが外れたと認めることになる。


 岸田文雄首相や関係閣僚が会議の場や記者会見でデフレ脱却を表明したり、景気動向に関する公式見解をまとめた月例経済報告に明記したりする案が浮上する。デフレ脱却の恩恵を幅広い世代や所得層に行き渡らせる政策が問われそうだ。

(共同通信)

https://www.47news.jp/10599593.html



まぁ、上で解説した通り、デフレ脱去などしてない訳だから、『大変頭の気の毒』な事を言っているのはわかるよな?


それでどうせあれだろ?


『東証一部上場の大企業や大手中小企業』の賃上げだけ見て。


『賃上げしている!デフレ脱去(笑)これで500円社会保険料上げても、実質増税に成らない(歓喜)』


とか、頭の大変気の毒な事を考えるんだろうな?


早稲田大学法学部出身の総理大臣様は?


普通に中小零細企業で、コロナ補助金の返済が始まった賃上げの体力が無い企業の労働省は、普通に更に増税&物価高による消費税の自然増税で、実質賃金がダダ下がりになり、景気悪化が加速するのだろうな?


で、竹中平蔵だの、堀江貴文だの、新自由主義者だのは。


『賃上げも出来無いゾンビ企業は潰せ!!』


とか、頭の大変気の毒な事をのたまうのだろうな?


そんで、どれだけ完全失業率上げるつもりなのかと小一時間? 


最早、突っ込み所が有り過ぎて、追い付かなく成って来る・・・。


賃上げが、殆どの企業で有効に行われていない事実を証明する記事。



>【23年の実質賃金2.5%減、2年連続減 90年以降で最低水準】


厚生労働省が6日発表した2023年の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、1人あたり賃金は物価を考慮した実質で前年比2.5%減った。2年連続で減少した。マイナス幅は1.0%減だった22年からさらに大きくなった。


20年を100とした指数で見ると97.1で、唯一100を下回った22年からさらに低下した。比較可能な1990年以降で最も低かった。


実際に支払われた額を示す名目賃金はすべての月で増えたが、実質賃金は減った。マイナス幅が広がったのは、物価の変動を示す消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)の上昇率が3.8%と42年ぶりの高水準だったことが影響した。


見た目の賃金は伸びている。基本給に残業代やボーナスなどを合わせた、名目賃金を表す現金給与総額は1人あたり平均で1.2%増の32万9859円だった。就業形態別では正社員など一般労働者が43万6849円、パートタイム労働者が10万4570円で、いずれも過去最高となった。


基本給を中心とする所定内給与は1.2%増の25万1309円で、リーマン・ショック前の2005年水準まで回復した。伸び率も1996年以来の高さだった。それでも実感にはつながっていない。


2023年の名目賃金の伸び率は22年の2.0%増から0.8ポイント低下した。新型コロナウイルス流行下での落ち込みの反動で22年は大きく伸びたが、残業代やボーナスなどの伸びが前年に比べて鈍化したことが要因とみられる。

(日本経済新聞)


https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA053N20V00C24A2000000/ 



そりゃあね?


物価上昇率が3.8%で、賃上げ率が1.2%では、当然実質賃金が下がるのは当たり前だよな。


そもそも、「名目賃金上昇率>物価上昇率」にならない限り、国民は豊かになれない。


つまりは、賃上げ率が物価上昇率を上回らなければ、実質賃金が上がる訳が無いのだ!!


こんな事もわからないで、岸田だの新自由主義者は『デフレ脱去(笑)』などと言っておるのだろうか?


わかっていて、ワザとデタラメを吹聴している様にしか思えない。


更に自民党の連中は、こんな『頭の大変気の毒』な政策を話し合っている。



>自民、財政健全化へ機運探る 「秩序回復に取り組む」


自民党の財政健全化推進本部が31日、新体制で始動した。日銀がマイナス金利の解除を含めた金融政策の正常化を探り「金利のある世界」が視野に入る。金利上昇により国債費が膨らむ恐れもあり、財政規律の議論を深める努力が欠かせない。

 党本部で役員会を開き今年のテーマや運営方針をすり合わせた。衆院議長に就いた額賀福志郎氏の後任として古川禎久元法相が本部長に就任した。

(日本経済新聞)


https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA3056L0Q4A130C2000000/



ちなみに、財政健全化推進本部の最高顧問が麻生太郎(呆)

 

財務省に、トコトン飼い慣らされたご様子。


国債費が膨らんでも、日銀が買取れば帳消しでしょうと小一時間。


オマケに、国債増やさないと言う事は、通貨発行量を減らすと言う事だから、単純に不景気に成るのだが?


国債発行した以上、必ず何かしらに使われているのだからね。


あのさぁ?


コロナ補助金の返済が始まって、更にインボイス制度で、今まで消費税の納税を免除されて来た中小零細企業が、金利上げられたら、金利の返済額が上がって、普通に銀行から借りていた運転資金が返せなく成るだろ?


どうせ『ゾンビ企業は潰れて当然!!自己責任!!』


とか、政府の仕事を放り投げた事を、のたまうんだろうけどな?


完全失業率爆上がりで、自民党の支持率も最底辺まっしぐらだな?


何故普通の不景気対策の、減税や負担減を出来無いのだろうか?


てか、外国ならば、とっくに暴動か革命前夜だ!!


ダメ過ぎる・・・。


自民党も公明党も日本維新の会もダメ過ぎる!!


本当に次の選挙では、此等の政党に投票するのは止めた方が良いぞ!!


確実に日本は亡国するからな!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ